なんだコレ?須磨の巨大カエルの謎に迫る!実は子どもたちの人気者だった 神戸市
神戸市須磨区、月見山ICの近くに、初めて見た人はおそらく誰もが二度見する「巨大なカエル」があります。
場所は、神戸市立須磨区文化センターの近く、阪神高速の高架下にある『天井川(てんじょうがわ)公園』です。
高架に沿って作られた細長い公園。今回は、東の端から西に向かって歩いてみました。
小川が流れ、季節のお花や植物が植えられている整備された公園です。上には高速道路、すぐ横は交通量の多い道路のある場所ですが、ビオトープが作られ、自然との共存を大切にされていることが伝わってきました。
同公園には、遊具のあるスポットが主に3カ所あります。一番東側にある遊び場にはブランコと小さな子ども向けのすべり台が設置されていました。高架下なので少しの雨は防げますし、直射日光を浴びないので暑い季節にもよさそうです。
もう少し進むと、今度は小学生でも楽しめそうな複合遊具がありました。高架下の歩道のほか、途中に広場もあるのでゆっくりと過ごすことができます。
「大けやき」を発見。昭和6年、神戸市に区制が実施された際、『天井川公園』内に須磨区役所が開設されましたが、「大けやき」もその時からこの場所にあったそうです。空襲や震災をくぐり抜けてきた樹齢100年を超える大木はどっしりと立派で、並々ならぬパワーを感じます。
一緒に訪れた小学生の娘とともに、お花や鳥を観察したり、池をのぞき込んだりしながら進んでいると、柱の影から怪しげな赤い物体が!
これは、ついに・・・
出た!巨大カエル!
正面。
後ろ。
反対側から。
シュールすぎる!見たことはあるのに、こうやって近づいてみるとすごい迫力です。「何コレ〜!?」と娘も大爆笑。
こちら、ただのカエルではございません。
そう、カエルの舌の部分がすべり台になっていて、背中の階段から上って口から「べ〜」っとすべり出ることができるのです。
ウェーブのあるすべり台、しかも長めなので、結構スピードが出る模様。娘は「気持ちいいー!」と言いながら何度もすべっていました。
こちら、地元の人々からは「カエル公園」の愛称で親しまれていて、現在のカエルは2021年にリニューアルされた2代目だそうです。以前はイボをつたって上り、背中をすべり下りる仕様だったそう。姿は変わっても、昔も今も変わらず子どもたちの人気者です。
それにしても、パックリ開いたカエルの口から子どもが出てくる姿はなかなかのインパクト。おもしろ写真&動画が撮れますよ!
「カエル公園」は『天井川公園』の西寄りにありますが、東寄りにはコインパーキング(有料)もありますし、山陽電鉄「月見山駅」、JR「須磨海浜公園駅」、JR「鷹取駅」からもそれぞれ徒歩10分ほどなので、お散歩がてら遊びに出かけるのにちょうどよい公園です。
娘からは「またあのカエルのすべり台の公園に行きたい!」とリクエストされています。親子でハマるかも?!
場所
天井川公園
(神戸市須磨区南町1-4-1)