【逗子 イベントレポ】逗子海岸映画祭2025 -ライブも映画も。10のブースで夜まで遊び尽くす
2025年4月25日(金)~5月6日(火)までの12日間にわたって、神奈川県逗子市の海岸で「第14回 逗子海岸映画祭」が開催されました。
逗子海岸映画祭が始まったのは2010年のこと。『 Play with the Earth 』をコンセプトに、世界を旅するチーム「CINEMA CARAVAN (シネマキャラバン)」が映画祭を手作りしてきました。
画像出典:湘南人
エントランスをくぐると、そこは小さな町のよう。砂浜を歩きながら10のブースを見てまわり、暮れていく空を眺めながら過ごす時間は至福のひとときです。辺りが暗くなるとテントに明かりが灯り、巨大スクリーンでは国内外の映画が上映されます。
日ごとにテーマが設定され、それに沿って上演される映画やレストランが変わります。どの日に来ても異なる表情を見せてくれる出会いの楽しさがあります。
筆者は4月29日(祝・火)「youth culture day」に行ってきました。
この日の逗子映画祭をレポートします。
昼の会場散策
29日の天気は晴れ。開場の13時に入場しました。比較的人も少なく、ゆっくりと会場を見て回れる時間帯でした。
エントランスをくぐって、すぐ目の前にあるのはBAZAAR(バザール)テントです。
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古着やガラスのアクセサリー、リサイクルバッグ、アロマやサンダルまで、逗子の海辺を散策する人にぴったりなグッズが販売されていました。
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会場の奥まで歩いていくとストライプ柄のかわいいテントが見えます。こちらはRADIO ST.&SHOPというDJブースです。今日は「youth culture day」ということで、DJをプレイしているのは映画祭を作っている「CINEMA CARAVAN (シネマキャラバン)」の子どもたちなのだとか。
画像出典:湘南人
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RADIO ST.&SHOPの前には、逗子海岸映画祭の名物、海辺のスケートランプがあります。地元の子どもも、プロスケーターも大歓迎。白い斜面を勢いよく滑っていく姿は、見ているだけでも爽快です。
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同じく海辺の並びにあるのがMERRY GO ROUND(メリーゴーラウンド)。料金は500円で、一回払えば当日乗り放題とお得感いっぱい。
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そして会場の真ん中にそびえ立つのは巨大なスクリーン。
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映画の上映は19時からですが、この時間からレジャーシートで席取りをしている姿がちらほら見受けられました。暗くなったらこの巨大スクリーンの前に集まり、みんなで映画を観るのだと思うとわくわくします。
異国感たっぷりの美味しいフード
逗子海岸映画祭では食べるもの、飲むものに困ることはありません。4つの飲食ブースが展開されています。
1つ目はRESTAURANT(レストラン)ブース。会場のメインレストランであり、今日は鎌倉の蕎麦屋さん「ふくや」と、鎌倉のベーカリー「PARADISE ALLEY bread&co.」が出店していました。
画像出典:湘南人
2つ目はPREMIUM BAR(プレミアムバー)ブース。こちらは日替わりで、今日は「すなっくいぬちゃん」が出店していました。
チリコンカンとヨーグルトソースのかかったナチョス(900円/税込)は手の止まらない大人のスナック。ラズベリーラムソーダ(800円/税込)は可愛い赤色で、果肉がたっぷり入っていました。
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3つ目は逗子海岸映画祭のメインバーのBAR(バー)ブースです。ビールは700円(税込)、カクテルは800円(税込)、ソフトドリンクは500円(税込)から楽しむことができます。
カップは使いまわせるリユースカップを採用しています。100円のデポジットで提供しているので、飲み終わったカップをカウンターに返却すると100円返金されます。お忘れなく!
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4つ目はSAND&TACOS(サンドアンドタコス)ブース。今日は、HAPPY GO LUCKYがアルゼンチンのソウルフード「チョリパン」(1,200円/税込)を提供していました。カリッと焼いた生ソーセージとサルサソースをパンで挟んだ、美味しい組み合わせでした。
画像出典:湘南人
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そのほか会場内には、ポップコーン屋さんやアイスクリーム屋さん、カフェカウンターなど、飲食のミニブースが点々とありました。美味しいものに目がない空のトンビに気をつけながら、食べ歩きを楽しんでください。
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今日だけの3つのイベント
毎日が「今日だけのイベント」な逗子海岸映画祭。4月29日の「今日だけのイベント」を3つご紹介します。
THEATER(シアター)テントでは、毎日異なったミニシアターやトークイベントを開催しています。今日は14時から『The Stage II』が上映されました。
フラダンスの世界大会「メリーモナーク」に挑む神田日向子さんを追ったドキュメンタリー映画で、上演前後には神田さん本人が登壇してお話をされていました。
画像出典:湘南人
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2つ目は、海ごみペットボトルでつくる、音と色のワークショップです(参加費500円/税込)。
PAJ(ピムリコアーツジャパン)と女子高生ユニットAnd.. here I amのコラボレーションイベントで、参加者は廃材を使ってカラフルな楽器を完成させました。最後は作ったもので演奏会が行われたそうです。
画像出典:湘南人
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3つ目は、民謡クルセイダーズ(小編成) によるライブ演奏です。
SOUND ROOTがテーマということで、日本音楽の源流として、民謡とラテンリズムを融合させる民謡クルセイダーズが登場しました。スクリーンの近くのミニステージで音が鳴り始めると、会場から人が集まり、手拍子ありジャンプありで大いに盛り上がりました。特に福島の民謡が印象的でした。
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明かりの灯る夜の海辺
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辺りが暗くなると、テントやメリーゴーランドに明かりが灯り始めました。潮風の気持ちよい爽やかな昼間とは一変して、幻想的でノスタルジックな雰囲気に会場が包まれます。
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昼間は半袖に長パンツの格好で過ごせましたが、日が落ちるとだいぶ涼しくなります。家を出る際は天気予報をよく確認して、晴れの日でも羽織れるものを持参することをお勧めします。
ブリング・ミンヨー・バック!
画像出典:湘南人
19時になると、巨大なスクリーンにて映画『ブリング・ミンヨー・バック!』(監督:森脇由二)が上演され始めました。
スクリーンの前には会場の後ろの方まで隙間なく人が座っていますが、スクリーンが大きいうえ、後方までしっかり届く音量なので問題なく鑑賞できました。
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映画が終わると、逗子海岸映画祭は終わりの雰囲気に包まれます。鑑賞後の一杯を求めてバーカウンターへ寄る人や、エントランス前で写真撮影をしている人など、それぞれ最後まで映画祭を楽しんでいました。
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筆者も名残惜しさを感じながら会場を後にしました。また来年「逗子海岸映画祭2026」に会えるのが楽しみです。
みなさんもぜひ、来年のGWは逗子海岸映画祭で過ごしてみてください。
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逗子海岸映画祭2025
開催期間
2025年4月25日(金)~5月6日(火) 13:00(※初日のみ15:00)〜21:00頃
開催場所
逗子海岸
〒249-0007 神奈川県逗子市新宿2丁目3
駐車場:なし
参加費
前売り券:3,000円(一般の当日券の販売はなし)
逗子市民割引:1,500円(当日数量限定で販売。身分証明書の提示が必須)
中学生以下:無料(中学生は要学生証)
主催
逗子海岸映画祭実行委員会
共催
逗子アートフェスティバル
協力
逗子市、逗子観光協会