【西武】上田大河投手インタビュー チェンジアップを習得した意外な経緯とは?
8月28日放送のライオンズナイターでは、ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ16回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの上田大河投手にインタビューした模様を放送した。チェンジアップ取得した経緯を訊いた。
――前の試合(8月27日、ロッテ15回戦)で7回から登板し1イニングを投げ、打者4人、フォアボールを1つ与えましたが、無失点に抑えました。振り返っていかがですか?
上田「ここ最近、三者凡退で抑えていることが多くて、チームに流れ持ってこられるような投球ができていたので、そこを心がけて先頭バッターの藤原(恭大)さんから意識して入ったのですが、ツーアウトからフォアボール出してしまったことが反省点です。ただ、ミーティングで警戒していた一発のあるバッター(3人目のバッター、ネフタリ・ソト)に対して厳しく攻めた結果のフォアボールだったので、長打やホームランを打たれるよりはよかったかなとプラスに捉えて、しっかりと切り替えて佐藤(都志也)さんを三振に抑え、0で切り抜けられたので、そこはよかったかなと思います」
――佐藤都志也選手を相手に投げた最後のボールはチェンジアップでしたか?
上田「そうですね」
――しっかりと抜けていましたね?
上田「理想的なボールが投げられました」
――チェンジアップが本当にいいなと思いながら見ていました。
上田「最近(チェンジアップを)使い出したのですが、(アルバート)アブレイユに教えてもらって、教えてもらった日に(試合で)投げてみたら結構使えたので、そのまま使っています」
――すごいですね。教えてもらったその日に試合で投げたのですか?
上田「ぶっつけ本番で投げました。スコアラーの人もびっくりしていましたね(笑)。アブ(アブレイユ)の教え方が上手でした」
――使いこなせる上田さんのポテンシャルも相当だと思いますよ。
上田「元々大学時代もチェンジアップを投げていたので、ある程度イメージはしやすかったのですが、(アブレイユが)教え上手でした」
――8月6日に再昇格してからここまで7試合に投げて、防御率が2.00ということで、再昇格後のピッチングはいかがですか?
上田「(8月15日の)ソフトバンク戦(20回戦)で(山川穂高に)2ランホームラン打たれたのですが、そのほかのオリックス戦や、前日の試合では無駄なランナー、無駄な出塁を許していないですし、ヒットもあまり打たれていません。8月22日のオリックス戦(21回戦)では延長2イニングを6人(パーフェクト)で投げられたことが自信にもなりましたし、投げる場面の点差がだんだん縮まってきているので、ちょっとずつ経験を積んでいって、もっともっといいところで投げられるようにという気持ちが強いです」
――8月22日のバファローズ戦。2イニングをパーフェクトピッチングでプロ初ホールド。素晴らしいピッチングでした。
上田「あの日に初めてチェンジアップを投げました(笑) 」
――すごいですね。いろいろすぐ覚えられそうですね。
上田「手先が器用だと思います。トランプマジックが好きなので、それが(要因としては)あると思います」
――何をしても一流は違うなと思います。
上田「全然そんなことないです(笑) 」
※インタビュアー:高橋将市アナウンサー