火災通報で消防長表彰 豊田小6年 原さん、小宮さん
迅速な通報で火災の初期消火に貢献したとして、平塚市立豊田小学校6年の原唯人さんと小宮蓮翔さんに対し、9月13日に平塚市消防署本署で消防長表彰が行われた。
平塚市豊田小嶺のアパートで4月6日午後5時ごろに発生した火災において、隣接する公園で友人グループと遊んでいた原さんと小宮さんがアパート1階から出ている白煙に気付き、それぞれが自身のスマートフォンで119番通報した。
原さんは「はじめパンと音がして料理かと思った。だんだん黒い煙や炎が見えて物が割れたりして、火事だとわかった。通報する時は夢中だったけど、よく考えたら怖かった」と振り返る。小宮さんは「他の友だちが避難の呼びかけをしてくれた。最初は怖かったけど早く通報できてよかった。みんなにも火事に遭遇したらできることを考えてみてほしい」と話した。
田中一雄消防長は「小学生ながら瞬時に判断して動くことができた勇気と使命感を称えたい。これからも安心安全なまちづくりに貢献してほしい」と感謝を述べた。