エジプト教育者 日本式教育モデルを視察 貝取小 児童と交流も
特別活動「TOKKATSU」を中心とした日本式教育モデルの導入・普及を進めるエジプトの教育関係者ら約50人が1月28日、貝取小学校(鈴木純一郎校長)を訪問し、授業や学校施設を視察した。
エジプトには日本式教育をプログラムに取り入れたエジプト日本学校(EJS)があり、今回訪れたのはその現場の教育者だという。貝取小学校にはこれまでもエジプト教育者やヨルダン大使、韓国の小学生らが来校し、日本式教育の視察や交流を行っている。
今回訪れたエジプト教育者らは、学校の説明を受けた後、2グループに分かれ実際に校内や授業を視察。学校の様子や掲示板など特長のあるものを、スマートフォンを使用し画像や映像に残していた。視察に来た女性は「目新しいものが多く、もっとゆっくり見たい」と話し、学校の施設や廊下に展示されている創作物などを物珍しそうな表情でながめていた。
途中には4年生児童による歓迎の歌やメッセージが送られ、エジプト教育者と児童らの交流も図られていた。
翌日には、活発な質疑応答が行われた。「セキュリティが甘いけど大丈夫か」といった質問があったという。エジプトの小学校はフェンスも高く、人が出入りを管理している。
鈴木校長は「日本は安全な国であることが前提だが、防犯カメラを設置し、出入りする人はしっかりと把握している」と説明した。