総合警備企業のKSP 神奈川大学運動部支援でサポーター契約 学生アスリートの成長へ
総合警備企業の株式会社KSP=中区、田邊中社長=は神奈川大学の運動部の競技力向上を支援する組織「アスレティックデパートメント(AD)」のサポーターとして、プラチナサポーター契約を結び、4月9日に契約締結式があった。
ADは指定した「重点強化部」の競技力向上を支援し、学生の教育環境などを整備する組織。現在の重点強化部は陸上競技部駅伝チーム、硬式野球部、水泳部、サッカー部、レスリング部、スケート部、男子バスケットボール部の7団体。
神大は外部の企業などの知見を活用し、学生に将来の社会人生活まで見据えた幅広い視野を持ってもらおうと、サポーター制度を導入。KSPは大学の呼びかけに応じ、サポーター第1号となった。契約期間は1年間。
救命講習実施へ
プラチナサポーターは4段階の最上位ランクで、KSPのロゴマークが神大のサイト内やキャンパス内に掲示される。KSPは今後、学生向けの普通救命講習の実施などを検討している。
神大横浜キャンパスで行われた契約締結式で神大の石渡卓理事長は「地元の企業に手を挙げていただき、感謝している。人材育成など、双方のメリットを考えながら、関係を築いていきたい」とあいさつ。自らもサーフィンで体を動かしているというKSPの田邊社長は「神大が学生アスリートの教育に力を入れている点に大きく共感した。学びの機会の大切さが社員にも伝われば」と話した。