「これは由々しき問題ですよ!」石破総理とトランプ氏の会談見送りのワケとは?
11月18日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と、石破総理がトランプ氏との会談見送りを表明したことについて意見を交わした。
「石破総理は3ヶ月後にはいないと思われている」?
寺島アナ「石破総理は日本時間のきのう、南米訪問に合わせて調整していたアメリカでのトランプ次期大統領との会談を見送ることになったと明らかにしました。そのうえで、来年1月以降のできるだけ早い時期に会談実現を目指す考えを示しています。石破総理は、トランプ氏陣営から来年1月の就任前の外国の首脳との会談は、いずれの国とも行わないと伝えられたと説明。理由として、非常に多くの要請が来ている上、民間人がアメリカ政府の外交問題で外国政府と交渉することを禁じた法律の制約があることをあげました。トランプ次期大統領との会談に関し総理は、双方最も都合がよい時期になるべく早期に会談を行ないたいと述べました。上念さん、これはどうご覧になりますか?」
上念「法律があるのでトランプさんは誰とも会いません、と言ってるから石破さんはこうなってもしょうがないだろうみたいに、この問題を矮小化して見る向きもあるんですが、私はそれはどうかなと思います」
寺島「おお?」
上念「そう思う理由は、日本はその他大勢の国と比べてアメリカにとってきわめて特別な国なんですよ。アメリカが全世界に影響を及ぼせる大きな理由の一つは、地球の裏側でも戦力投射ができるわけです。なんでがそれできるのと言えば、日本に基地があるからです。また、日本は唯一の同盟国がアメリカな訳です。「お互い」にとって大事なんですよ。あえてお互いにと言いいますけど、でもそのアメリカが日本の総理大臣を特別扱いしない。
おそらく理由は、石破さんは多分3ヶ月後にはいない人だろうなと思われてるんだろうし、あとは散々安倍さんのことをくさしてましたよね。大好きなベストフレンドのシンゾーを。しかも、アジア版NATOなんてわけが分からない話をアメリカのシンクタンクにわざわざ論文を寄稿してるような、とんちんかんなヤツだっていう評価なんでしょうね。これは由々しき問題ですよ。ほかの人も会えなかったからセーフっていうのは、さすがに問題を矮小化しすぎだなと思います」