【なぜ?】ケニアの学校の先生が「昼食後すぐに教室へ入らない理由」が “弁当” にあるワケ:カンバ通信:第425回
ジャンボ! 今回も前回同様、リクエストボックスに届いた読者様からの質問に答えるね。
「ケニアのお弁当ってどんなものか見てみたいです。学校に持っていくときや、仕事やお出かけのときに持っていく場合の例も知りたいです。」
前回は職場(仕事場)のお弁当事情だったけど、今回は学校に持って行くお弁当の話をしようか。
学校でも職場でも、ケニアのお弁当には、ひとつ大きな問題点がある。それは、人々がその食べ物を温めずに食べているということ。そう簡単に電子レンジもないし、温める人はごくわずかだね。
なので通常の人々は、食べ物が冷たいままで食べることになる。そうすると、胃にガスがたまりすぎてしまうなど、お腹に不調をきたし始める人もいるんだよ。
具体的に言うと、冷たいお弁当を食べる習慣は、「消化機能の低下」「呑気症(空気の飲み込み)」「消化不良」といった要因を通じて、お腹にガスがたまりやすくなる可能性があるんだ。
私自身も、小学校にいた頃は、毎日、月曜日から金曜日までお弁当を持って行っていたよ。そして、そのお弁当を冷たいまま食べていた。
すると毎日のように、私のお腹は大変なことになっていた。お腹が「ゴォー」という大きなガス音を立てていたんだ。他の生徒たちも、私のお腹と同じように大きな問題を抱えていたね。
さらに、先生方も昼食の時間の後は教室に来るのを避けていた。なぜなら、生徒たちのほとんどがお腹に大きなガスを抱えていて、それぞれブーブーと空気を汚染していたからだよ。
つまり、昼食後、ケニアの学校の教室は、モーレツな屁の香りに包まれる。それを嗅ぎたくないから、先生はしばらく経ってから教室に入ってくるってわけなのさ。懐かしいなぁ……あの香り。クワヘリ!
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.