【感動】590円の衝撃! 台湾の「イカ団子スープ」が激ウマ過ぎて忘れられない
旅の目的は人それぞれ。観光もレジャーもショッピングも観光の目的になり得るが、個人的に最大の楽しみが「グルメ」である。海外旅行中は常に1日6食を目指しています。
つい先日、台湾を訪れた時のこと。友人にすすめられて辿り着いたのは、お世辞にも「キレイだな」とは思えないお店。だがしかし、そこで食べた「イカ団子スープ」があまりにも絶品だったのでご紹介しよう。
・台湾グルメ最高
終わりの見えない円安の中でも、かろうじて「まだ行きやすい旅先」の1つに入る台湾。そりゃ昔と比べれば割安感はほぼ無くなってしまったが、それでもさほどカツカツせずに済むのは非常にありがたい。
ここ数年、定期的に台湾を訪れている私は「ガチョウ」を筆頭に台湾で美味しいとされるグルメをかなりの頻度で食べてきた。情報源が台湾ツウの方なので、これまでハズレは1度も無い。
ただし、オススメしてくれるのはあくまで「初心者でも行きやすいお店」であり、現地感むき出しのお店にはほとんど行ったことが無かった。せいぜい屋台で食事をしたくらいである。ところが……。
いつもの情報源とは違う友人から「新北のイカ団子スープが美味しいらしい」と聞いた私は、お店を見てギョッとしてしまった。というのも……
え、丸見え?
・むき出し
そう、辿り着いた先にあったのは、ビルの壁沿いに構えたお店。小さなテーブルがいくつか並んでおり、屋根に関しては「ほぼ無い」と申し上げていいだろう。
そのお店の名は『朱記花枝羹』といい、MRTの黄色い路線「台北橋駅」から徒歩5分ほど。ワイルドなお店の外観とは裏腹に常に行列が出来ていたため、見過ごす可能性は低いだろう。
で『朱記花枝羹』にあるメニューは2つだけ。花枝羹(イカ団子のスープ 90台湾ドル・およそ410円)と米粉炒(ビーフン 40台湾ドル 182円)である。
見ていた限り、ほぼ全てのお客さんが両方を注文してたので私も両方をオーダー。席が空くのを待ってから着席すると、それを見計らって店員さんが運んで来てくれるシステムだった。
・うわぁ……
まずはさっそくイカ団子のスープのスープから飲んでみると……あら優しい。ほんのり甘いスープは胃に染みわたるようなウマさで、とろみで体が温まる。どこまでもしみじみと美味しいスープだ。
そしてイカ団子がめっちゃウマい! ごろりと大ぶりのイカ団子は、イカの耳を中心とした“コリコリ”と、イカのすり身の“ふわもっち”のダブル食感!! アイヤー! これは美味アルよ!!
もちろんイカそのものの旨味も強く、イカ団子1つに“イカの全て”が詰め込まれたような味わいである! 総合点では生きたイカの刺身にもヒケを取らないほど「イカってウマいな~」と感じる料理なのだ。
しかもスープはおかわりOK! 器を持っていくとスープだけは並々注いでくれるから嬉しい。その際、現地の人にオススメされて唐辛子を入れて食べてみたところ、先ほどとは違ってエッジの効いたスープになっていた。
・ランキング変動
具がもやしだけのビーフンは干しエビのダシが効いており、こちらも当然のようにウマい。いかにも現地っぽい多少の生臭さはあったが、それはそれで味わいがあるのではないだろうか。
純粋にイカ料理として考えた場合、今回食べたイカ団子のスープは私の人生イカランキングでもトップクラスのウマさであった。それが約590円って最高だろ! 台湾に来たら次も絶対に来るわ!!
ちょっとばかし品数を食べて台湾料理を知った気になっていたが、まだまだ私なんぞ底が浅い。「台湾にはまだまだ美味しいものがある!」と確信させてくれた『朱記花枝羹』のイカ団子のスープであった。
・今回訪問した店舗の情報
店名 朱記花枝羹
住所 241, New Taipei City, Sanchong District, Zhengyi N Rd, 51號右測走廊
時間 08:30〜23:00
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.