大島小4年 桑茶作りを体験 猪熊寝具店が授業
市立大島小学校の4年生が11月26日、桑の葉を使ったお茶作りを体験した。工業化が進むまで相模原の産業を支えた養蚕に着目し、相模原を盛り上げようと活動している有限会社猪熊寝具店の猪熊美奈子さん、同店内株式会社SMM企画の藤澤佳代さんが講師を務めた。
児童は桑の葉をフライパンで炒って水分を飛ばし、手で揉むことで粉末状にした。「楽しい」「指でぐりぐりしたら細かくなる」と声をあげながら作業していた。授業の最後には工場で殺菌処理された桑茶を試飲し「美味しい」「桑の葉を人間も食べられるのがびっくり」などと感想を述べ合った。
猪熊さんは店の定休日に授業をしに同校を訪れた。その原動力は「地域振興」と話す。小学校での授業のほかに桑を使った商品開発や普及に力を注いでいる。