スタンプ3つで若松野菜と交換!<ワカマツハーベスト春>グルメラリーに参加してみた【北九州市若松区】
4月18日から26日まで開催された「Wakamatsu Harvest(ワカマツハーベスト) Spring 2025」は、北九州・若松エリアの特産品を使用した限定メニューが味わえるグルメイベント。
今回が10回目の開催となり、“若松トマト”をテーマに13店舗の飲食店が参加しました。
スタンプを3つ集めると、今夏に開催される「Wakamatsu Harvest Summer 2025」の開催時に若松野菜と交換してもらえると聞き、実際に3店舗を巡るグルメラリーに参加してきました。
トマトを活かした独創的なパンたち「la boulangerie de Harimaya」
グルメラリー1店舗目は、今年1月にリニューアルオープンした北九州市若松区高須のパン屋さん「la boulangerie de Harimaya」。
まるでパンのような扉を開けて店内へ入ると、ずらっと並んだラインナップに思わず目移りしてしまいました。
トマトを使用したパンが数多くあり、筆者は3種類のパンを選びました。
オリーブとトマトが絶妙! <フォカッチャ>
フォカッチャはオリーブとトマトがマッチしており、お酒に合わせてもチーズを挟んでも合うような深い味わい。
店頭では、フォカッチャをベースにチーズとトマトを挟んだカプレーゼ風のサンドイッチも販売。購入しなかったことを後悔しました……。
レッドアイの風味が新しい<パン・ア・ラ・ビエール〜レッドアイ風〜>
パン・ア・ラ・ビエールは、もちもちの生地が食べ応え抜群で、ビールの酸味が感じられ、鼻から抜ける味わいはまさにレッドアイでした。
コーヒー×トマトの新提案<コーヒーとトマトのルヴァン>
コーヒーとトマトのルヴァンは、昨年のイベント時に「ohaNa coffee」が販売していたトマトコーヒーから着想を得て開発されたそうです。
コーヒーと若松トマトのペアリングを感じられました。
想像を超える? 野菜スイーツ「patisserie keito」
次のグルメラリー2店舗目は、北九州市八幡西区三ヶ森のお菓子屋「patisserie keito」。
事前に調べた際に、野菜×ミルクプリンのスイーツの味を想像できなかった<若松トマトのミルクプリン>を絶対に食べてみたいと思っていました。
限定メニューに心が揺れる<若松トマトのレアチーズタルト>
実際に訪れてみると、Instagramのメニュー紹介にはなかった限定メニュー若松トマトのレアチーズタルトも販売。
どちらを選ぶか悩むほどでした。
衝撃の甘さはまるでフルーツ!<若松トマトのミルクプリン>
第一印象から決めていた若松トマトのミルクプリンを購入。若松トマトはまるでフルーツのように甘く、「これは野菜ではなくフルーツ?」と衝撃を受けました。
トマトのジュレがふるふるのミルクプリンとの相性抜群、のど越し爽やかで、少し暑くなってきた季節にぴったりでした。
贅沢なトマト×黒毛和牛<若松トマトのミートパイ>
ほかにも、たっぷりの若松トマトとじっくり煮込んだ黒毛和牛のミートパイもありました。
若松の魅力を抽出する場所「ohaNa coffee」
グルメラリー最後の3店舗目は、北九州市若松区本町のスペシャリティコーヒー店「ohaNa coffee」。
参加店舗でありながら店主の園田さんは、イベントの実行委員長も兼任。そんな園田さんに、ワカマツハーベストについて詳しく話を聞きました。
園田さんは若松区の出身。お店を営業する中で、若松区外だけでなく区内の人も若松区の特産品を知らないことに気づいたといいます。
そこで、「若松で作られている特産品を味わってもらいたい。地元でこんなに美味しいものが作られているのに、知られていないのはもったいない。この美味しさを多くの人に知ってほしい」という思いから、ワカマツハーベストが誕生したそうです。
若松トマトと中浅煎りの水出しコーヒーのペアリング<トマトコーヒー>
そんな園田さんが開発した「トマトコーヒー」は、若松トマトを使ったペーストと中浅煎りの水出しコーヒーのペアリングを楽しめる味わい。若松トマトの甘さとコーヒーの酸味が調和していました。
園田さんは開催10回目を迎えて、Instagramを見たイベント目的の人の来店が増え、若松区の特産品を知ってもらい食べてもらうことができてきたと感じているそう。
今後の目標を聞いたところ、「イベントをきっかけに北九州市のお店を知ったので働いてみたい」「北九州市で創業したい」「美味しい特産物を作りたいので、農業の担い手になりたい」という人が増えていくことだと語ってくれました。
次回は夏開催!気になる次のテーマは……
ワカマツハーベストは四季に合わせて開催しており、次回は8月頃に「Wakamatsu Harvest Summer 2025」を開催。現在、テーマ食材は未定とのことですが、続報はInstagramやLINE@を通じて告知されるそうです。
今回、各店舗で限定メニューを購入し、トマトのスタンプを押してもらいました。園田さんが書いたパンフレットのトマトから作られた手作りスタンプで、イベントの工夫が随所に感じられました。
夏のイベント期間中にチラシと若松野菜を引き換えることができるので、夏までに何がもらえるのか考えながらイベントを楽しみに待ちたいと思います。
詳しくは、「Wakamatsu Harvest」のインスタグラムから見ることができます。
※2025年5月19日現在の情報です
(ライター・たんでらいおん)