【おしゃれな下屋(げや)実例5選】下屋を設置するメリット・デメリットもご紹介
せっかく家を建てるのなら、内観や間取りだけでなく外観もこだわりたいもの。今回は外観の中でも「下屋」にご注目!下屋がおしゃれな外観実例を一挙公開いたします。ぜひ外観づくりの参考にしてみてくださいね。
そもそも下屋(げや)とは
そもそも下屋と聞いて、ピンと来る方はあまりいないのではないでしょうか。下屋についてまずは簡単にご説明しましょう。
下屋とは
下屋とは差し掛け屋根とも呼ばれる、母屋に差し掛けてつくられた屋根を指します。通常は2階建てで母屋ではなく1階部分に掛けられるものを指し、母屋の2階部分に設置されている屋根とは異なるものです。 下屋は玄関ポーチにつけられる事が多く、屋外でも雨に濡れにくい場所として活用できます。
下屋の役割
下屋の役割をご紹介しましょう。まず、2階部分がない1階部分がある家の場合、その部分の雨風を遮る役割を持っています。 たとえば、2階の面積と1階の面積が同じ「総2階」の家では下屋はそこまで必要ではありません。 しかし1階の面積が2階よりも大きな家の場合、1階で面積が広い部分について下屋を設置する必要があります。またこのほか、単純に雨風をしのげる機能として下屋を設置することも多くあります。
下屋はどこに設置される?
下屋は一般的に、玄関ポーチやテラスなどに設置されることが多いです。下屋は設置する場所によって機能も異なるため、建物の形状やライフスタイルに合わせて下屋の設置場所を決めるのが良いでしょう。
下屋を取り入れたおしゃれな実例
下屋を取り入れたおしゃれな実例について、ご紹介します。下屋を取り入れようと考えている方におすすめです。
平らな屋根を2層に連ねた実例
平らな屋根を2つ連ねた下屋を取り入れた外観。白とグレーの2色使いで、スタイリッシュな印象に仕上がっています。平らな屋根にすることで、フラットかつモダンな印象に仕上げています。
片流れ屋根のアクセントに下屋を連ねた事例
片流れ屋根風の外観に、玄関ポーチ付近には下屋を設置した実例。玄関にかかる日差しを上手に遮る役割を果たしています。片流れ屋根のアクセントとしても機能しており、メリハリのある外観に仕上げていますね。
プロヴァンス風のおしゃれな実例
プロヴァンス風のおしゃれな外観実例。自転車置き場の上部に下屋を設置することで、雨をしのげる場所として機能しています。レンガ調のような外観がおしゃれで目を引くデザインになっています。
テラスを設置したおしゃれな実例
下屋を玄関からテラス部分まで広げた実例。テラス上部に構えることで、雨でも楽しめる外観になっています。大胆に下屋を横一面に広げるつくりは、平屋との相性が抜群です。
シックな雰囲気に仕上げた実例
黒とグレーを基調としたシックな雰囲気の実例。玄関付近に下屋をワンポイントで加え、下屋の裏部分には木材調のサイディングをあしらうことでメリハリのある外観に仕上がっています。
おしゃれな平屋実例を紹介した記事はこちら下屋を設置するメリットとは
下屋を設置するメリットについて確認していきましょう。
雨風をしのぐ機能
下屋の役割にもあった通り、家の外観を雨風から守ることこそ下屋を設置する一番のメリットであると言えます。最近ではカーポートとひとつなぎになるように下屋を設置するケースもあり、駐車場からいかに便利に家の中へと入れるかという観点からも下屋が活用されています。
外観のアクセントになる
下屋を設置することで、外観のアクセントになります。下屋の裏側を違った色味にすることでメリハリがつき、おしゃれな外観に仕上がるためおすすめです。
空間を有効活用できる
下屋のある空間に自転車屋ちょっとした物を置いておくなど、物置スペースとして活用できます。雨風をしのげるため、「家の中に置くスペースはないが大切に保管したい」というものにピッタリです。
下屋を設置するデメリットとは
下屋を設置するには、どのようなデメリットや注意点があるのでしょうか。確認していきましょう。
工事費用が高くなる
通常の屋根を設置するのに加えて下屋も設置するため、工事費用はその分どうしても上がってしまいます。また下屋の面積は広くなればなるほど高額になるため、どの場所に設置したいかは費用も含めて検討すると良いでしょう。
定期的な点検が必要
下屋にかかわらず必要ではありますが、下屋が設置されることで雨漏りのリスクが多少高くなることも。定期的なメンテナンスを行うことで、美しい外観を保つことが可能です。
まとめ
今回は、下屋についてメリットやデメリット、おしゃれな下屋を用いた外観実例をご紹介しました!下屋は外観の雨風をしのげるだけでなく、デザイン性としても機能している点が特徴。ぜひ下屋を生かした家づくりを考えてみてくださいね!