ソフトバンク有原航平はロッテ戦11連勝と相性抜群、小島和哉はソフトバンク戦防御率12.54と不安残す
今季中の日米通算100勝も視界に入る有原
パ・リーグ連覇を狙うソフトバンクはホーム・みずほPayPayドーム福岡にロッテを迎える。開幕マウンドに立つのは昨年の最多勝右腕・有原航平だ。
メジャーから日本復帰2年目の昨季は14勝を挙げてタイトル獲得。実績十分の32歳にとって開幕投手は2年連続の大役で、日本ハム時代を合わせると計4回目になる。
オープン戦は3試合に登板して防御率1.50と調整も順調。中6日できっちり照準を合わせてきた。
昨季のロッテ戦は3勝1敗、防御率2.10。8月16日には4安打完封で対ロッテ11連勝を飾っており、相性は最高だ。
メジャー時代の3勝も合わせて日米通算87勝を挙げており、今季中の通算100勝も視界に入る。チームとして昨年果たせなかった日本一、さらに個人としても大台到達に向け、好スタートを切りたい。
「三度目の正直」狙う小島
一方のロッテは小島和哉が3年連続3度目の開幕投手。過去2年はいずれも敗戦投手となっており、今年は「三度目の正直」を狙う。
早稲田大からドラフト3位で入団して7年目。過去3度の2桁勝利をマークしており、昨季は自己最多の12勝を挙げた。
オープン戦は4試合に登板して防御率3.94。最終調整となった3月21日の巨人戦は甲斐拓也に3ランを浴びて5失点し、一抹の不安を残した。開幕戦も同じ東京ドームだけに、一発には細心の注意を払いたい。
しかも昨季のソフトバンク戦は2戦2敗、防御率12.54と惨憺たる成績。近藤健介に5打数4安打、今宮健太に6打数4安打1本塁打と打ち込まれている。
相手先発が有原ということを考えても、先制点献上は厳禁だ。立ち上がりに注意し、粘りの投球で接戦に持ち込みたい。
毎年、優勝争いに加わりながらも1974年以来、勝率1位での優勝から遠ざかっているロッテ。昨年のリーグ王者の出ばなを挫き、開幕ダッシュへの足掛かりをつかめるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
西武・今井達也-日本ハム・金村尚真(ベルーナドーム)
オリックス・宮城大弥-楽天・早川隆久(京セラドーム大阪)
【セ・リーグ】
巨人・戸郷翔征-ヤクルト・奥川恭伸(東京ドーム)
DeNA・東克樹-中日・高橋宏斗(横浜)
広島・森下暢仁-阪神・村上頌樹(マツダスタジアム)
【関連リンク】
・プロ野球AI勝敗予想
・2025年セ・リーグ開幕一軍メンバー登録公示 巨人・浦田俊輔、阪神・伊原陵人ら新人も
・2025年パ・リーグ開幕一軍メンバー登録公示 楽天・宗山塁、オリックス・麦谷祐介らルーキーも
記事:SPAIA編集部