国会の景色は選挙の結果でどのくらい変わった?
11月15日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーでは、第215回特別国会について、ノンフィクション作家・常井健一氏に話を伺った。
長野智子「特別国会では首班指名も行われました。常井さんが注目されたところってどの辺ですか?」
常井健一「昨日は特別国会の最終日でした。私は実際に国会の本会議場に行って、選挙の結果でどれだけ景色が変わったのかっていうことを傍聴席から見てきました」
長野「へぇ〜!」
常井「一般傍聴の受付から行って。傍聴人って、あれだけテレビで(国会中継を)やっていても6人しかいないんですよ」
長野「あっ、そうなんですかぁ。少なっ!」
常井「はい、ビックリしたんですけれども。実際に議場を見下ろして体感してみたんですけど、やっぱり自民党はグッと減って、野党がドッと増えたと。で、なんといってもやっぱり新人(議員)が多いですよね、今回ね。99人って言われています。衆議院の全体の21%。新人議員の顔ぶれに注目して議場を傍聴席から見下ろしていると何が起きたのかは一目瞭然で。自民党って新人が15人だけだったんですよ。そうなると本当に最前列だけなんですね。国会って扇状になっていて、なんかケーキを切るような形で自民党・立憲民主党って分けてあるんですけども、本当にケーキを切ったところの先っぽの真ん前にしか自民党の新人がいないという感じなんですけども、立憲民主党は39人も新人がいるので、5列目くらいまでダァーっと新人がいるんですよ」
鈴木敏夫(文化放送解説委員)「あぁ〜!」
常井「5列目って、横の自民党を見てみると小泉進次郎さんとか、要するに自民党の4期生・5期生が座るところまで立憲とか国民民主党の新人議員が座っていますので」
長野「女性議員が増えてますよね?」
常井「増えてます。そういったように色も変わっているんですけども」
鈴木「上から俯瞰すると(景色の違いが)よく見えますね」
常井「そうそう。若返った野党、おじさんだけが居残った古い自民党というような感じの対照的な印象を持ったんですね」