極太モチモチうどんに特大カツとキャベツの満腹カレーうどん【手打ちうどん どんたく】南砺市福光の人気手打ちうどん店
ざる、天ぷら、月見に山菜と、うどんのメニューは数多くありますが、食欲をそそるスパイスの香りとダシの風味でついつい食べたくなるのが「カレーうどん」。その発祥は明治のころ、当時の洋食の人気に対抗するために東京のそば店が出したのがはじまりと言われています。
ダシのうま味が効いたカレーうどんは、カレーライスとはまたひと味違う“和食ならでは”のおいしさがあります。
富山県内にもカレーうどんが名物の店はたくさんありますが、南砺市福光地域にある「手打ちうどん どんたく」もそのひとつです。
手打ちでモチモチ! 極太が自慢のうどん店
店があるのは、JR城端線の福光駅から1kmほど。
千本桜で有名な小矢部川沿いを北へ、昔ながらの街並みが残るまちの中心部から少し離れ、水田がぽつぽつと目に入り始めるあたりに立派な店頭幕が現れます。
2025年で創業26年。
店内にはカウンター席と大小のテーブル席、小上がり。うどん店らしい和風の店内は、多くの客でにぎわいます。
キャベツに黄身も! 名物 「かつカレーうどん」
「どんたく」の名物は「かつカレーうどん」。店を訪れる客の8割が注文する人気メニューです。
うどんが見えないほどひたひたのカレーに大きなトンカツ、手前には卵、奥にはキャベツも盛られて、見るからにボリューム満点ですが…
麺をたぐり寄せてみると、さらにびっくり! うどんが、超極太なんです。
箸の倍ほどもあるうどんは、太くてコシがあり、食感もモッチモチ!
噛みごたえがあって、カレーの濃厚な味に負けない力強い麺です。
「どんたく」では、その日の温度や湿度に合わせて麺の質を調整しています。そのため、日によって麺の太さも若干変わるのだそう。麺は極太でも仕事は繊細です。
カレーは濃厚でピリ辛。ですが、ダシをたっぷり使っているので、旨みが詰まったやさしい味わいです。辛いものが苦手な人でも食べやすく、世代を問わず愛されるのも納得です。
大きなカツは県内産の肉を使用し、2度揚げすることでサクサク、ジューシーに仕上げています。
肉はやわらかいため簡単に噛み切れますが、お年寄りや子供でも食べやすいようにあえて小さめにカットしてあります。でもこのサイズ感がうどんと交互に食べるにはちょうどよく、サクサクの衣がカレーとダシを吸ってジュワーッと口いっぱいに広がります。
さらに、カレーライスのトッピングではよく見るものの、カレーうどんのトッピングとしてはあまり見ることがないのが、生卵の黄身とキャベツの千切り。全体の味のバランスをとるために考えられたもので、途中で崩したり、混ぜ合わせたりすることで、味変や自分好みのスタイルを楽しむことができます。
最後に小ライスを注文して、残ったダシでカレーライスにして食べる客も多いのだそう。旨みたっぷりのカレールーを余すところなく味わえます。
ぽかぽか、つるつる…季節限定のうどんも
冬限定のあったか「豆乳鍋うどん」
冬限定メニューの「豆乳鍋うどん」も人気。
鉄製のグツグツ煮立った鍋には、香ばしく焼かれた鶏肉とまろやかな豆乳のスープが。こちらにも自慢の極太麺がたっぷり入っていて、おなかいっぱいになるだけでなく、体の内側からしっかりとあたためてくれます。
やさしい味わいの豆乳スープは、おいしさのあまり、飲み干してしまう客もいるんだとか。
豆乳鍋うどんは冬限定のため、提供は3月末まで。食べてみたい方はお早めに。
夏に人気! 大きな天むすがついた「ざる定食」
暑い夏の限定メニューは、ざる定食。
5~10月の昼のみの提供で、かつカレーうどんに次ぐ人気の品です。
つるっとのどごしが楽しめそうなざるには、うどんとそばの2種盛り。それに天むすがセットになっています。
天むすは太巻き型で、注文が入ってから1本ずつ手作りしています。
大ぶりなエビを揚げて天つゆにくぐらせてから巻くので、エビにもごはんにもつゆがしっかり染み込んでいます。
冬には体の芯からあたたまり、夏にはつるっとのどごしよく。
「どんたく」自慢の極太うどんでおなかも心も満たされます。
出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
2025年3月4日放送
記事編集:nan-nan編集部
【手打ちうどん どんたく】
住所 富山県南砺市福光91-5
営業時間 11:00~20:30
定休日 水曜(祝日の場合は翌日)
第2火曜