かながわ商店街大賞 紅谷しんしく会が特別賞 「昭和」残し景観改善
第13回かながわ商店街大賞の結果が1月9日に発表され、平塚市の商店街紅谷しんしく会(小澤正幸会長)が、かながわ商店街大賞の特別賞を受賞した。
かながわ商店街大賞は、商店街や大型店・チェーン店などの優れた取り組みを表彰し、県内の商店街全体の活性化に寄与することを目的としている。商店街部門と大型店・チェーン店部門の2部門。紅谷しんしく会は、10団体が応募した商店街部門で特別賞を受賞した。
しんしく横丁商店街は昔ながらの商店や居酒屋など様々な業種があり、昭和の雰囲気を残している。「あまり良くない」と言われていたイメージを払拭するため遊び心あるビールジョッキ型の街路灯やアーチの設置で景観改善に取り組んだ。年3回のプロレスをはじめとしたイベントも人気を集め、映画の撮影にも利用されるなど、知名度やイメージアップにつなげたことなどが評価された。
2月5日に落合克宏平塚市長を表敬訪問した小澤会長は「2019年に就任以来取り組んだ、プロレスイベントなども最初は閑古鳥だったが定着してきた。受賞できてほっとした」と喜び、「これからは若い世代に盛り上げてほしい」と今後の発展を願った。
落合市長は「今後もアイデアを出してもらいながら力強い平塚のまちを一緒に作っていってほしい」と期待を寄せた。