入場整理券は、会場確保は― 27日投開票、選管準備急ぐ
自民党の石破茂新総裁が衆議院の解散総選挙を10月15日公示、同27日投開票の日程で実施する意向を表明したことを受け、海老名市、座間市、綾瀬市の選挙管理委員会は準備に追われている。
海老名市選挙管理委員会は、市内24カ所の投票所の確保に向けた調整とポスター掲示板182カ所の準備を進めている。
「日程がタイト過ぎる」として対応に追われているのは、投票時に必要となる入場整理券の準備だという。印刷会社と調整しながら急ピッチで準備を進めており、14日以降から入場整理券の郵送を始めたいとしている。
座間市選挙管理委員会は市長選(9月22日投開票)が終わって間もないこともあり、「立会人や地権者との交渉も協力的に進んでいる」と話す。
同市は、前回の衆院選(2021年10月31日投開票)で13区と16区だった選挙区が新設の20区に変更になったこと受け、「候補者の氏名を間違わないよう、選挙区割りの周知も必要」と話した。
綾瀬市では開票所となる綾瀬市民スポーツセンターを確保し、投票所となる自治会館やコミュニティセンターとの調整に追われている。海老名市と同様に入場整理券の準備が急務で、同市選挙管理委員会は「しっかり準備してなるべく早く送付したい」と話した。
各市の当日有権者数(9月2日現在)と前回衆院選の投票率は以下の通り。▽海老名市/11万6419人/60・42%▽座間市11万449人/13区54・04%、16区52・61%▽綾瀬市6万7230人/53・50%