厚木市 人権への思い新たに ヒューマンライツフェス
厚木市は11月30日、人権週間(12月4〜10日)を前にあつぎ市民交流プラザで「あつぎヒューマンライツフェスタ」を開いた。
人権尊重の大切さを伝えるため、市と市教育委員会が毎年開催している。中学生人権作文とポスターの表彰や、LGBTQに関する講演会に約100人が参加した。
作文には934点、ポスターには41点の応募があり、それぞれ8点と3点の優秀作品を選出。山口貴裕市長らが受賞者に表彰状を手渡した。表彰後には作文で市長賞を受賞した門脇雫さん(小鮎中3年)と、教育長賞の松澤和奏さん(玉川中3年)が作文を朗読。困っている人を手助けする母の姿から助け合いの大切さを学んだことや、兄が見ず知らずの人から受けた差別などの実体験をつづった作品を堂々と発表した。
門脇さんは「実体験を交えながら素直な思いを書いた。困っている人を見かけたら、避けるのではなく勇気をもって声を掛ける人が増えればうれしい」と話し、山口市長は「皆さんの作文やポスターにかけた思いが、学校の友達や周りの方々に広がってほしい」と期待を寄せた。