これが“ジャングリアメシ”だ!沖縄県産食材を口いっぱいで感じる繊細なひと皿から手づかみでいくワイルドスタイルも!JUNGLIA OKINAWA
沖縄本島北部の今帰仁村で2025年7月25日に開業予定のテーマパーク「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」が、オープン前に施設を一部特別先行公開した。 正面玄関口にそびえ立つ「ジャングリアツリー」をはじめ、ギネス認定を受けたインフィニティスパを備える「スパ ジャングリア」もお披露目された。「Power Vacance!!」をコンセプトに、世界自然遺産やんばるの豊かな大自然を感じられるジャングリアの魅力(の一部)をひと足先にお届けしよう。 本記事ではジャングリアのコンセプトを落とし込んだ創作料理や、沖縄の自然を感じる地元食材にこだわった個性豊かなメニューを紹介しよう。
口いっぱいに沖縄の海を感じる冷製パスタ
スパジャングリアのグランドフロアに位置する「TROPICAL OASIS(トロピカル オアシス)」は、やんばるの野生的な緑を望みながら、沖縄県産素材を使った料理を楽しめるレストラン&バー。医食同源的な思想に基づき、沖縄では健康に良いとされる食べ物を命薬(ぬちぐすい=命の薬)と呼ばれている。 そんな命薬的なメニューには、滋味深い島野菜や県産和牛などが使われており、島の食材をモダンなビジュアルで表現した一皿がテーブルに並ぶ。
例えば、県産マグロともずくをふんだんに使用した「冷製パスタ ~マグロ、もずく、シークワーサー~」は、ミネラルを豊富に含んだ沖縄の海を感じる一皿。シークワーサーをたっぷりと搾りかけると、海と山との爽やかな共演を楽しむことができる。
沖縄近海はマグロやカツオなどの豊かな漁場で、県産の新鮮なマグロは生食でも加熱でもオールマイティに活躍する食材だ。組み合わせる沖縄のもずくは、太くてコシがあり食物繊維やミネラルが豊富。 パスタのツルツル、もずくのシャキシャキ、マグロの柔らかな弾力、そしてもずくが練り込まれたチーズクリスプのパリパリとした食感が楽しめる。 全体に広がる沖縄の潮風のような香りにシークワーサーの酸味を加えれば、味が引き締まり清涼感もプラスされる。冷製ということもあり、スルスルと食べ進めているといつの間にか皿が空っぽになっているだろう。
一口サイズで色んな種類の県産素材を楽しむタパス
県産素材の数々を少しずつ楽しみたいなら、「SPA タパス」がオススメだ。 季節野菜のピクルスに使われる沖縄の太陽をたっぷり浴びて育った旬の島野菜は栄養豊富で彩りも豊か。シンプルなピクルスにすることで、野菜本来の甘みやシャキシャキとした歯応えを存分に堪能できる。 沖縄近海で獲れる新鮮なマグロを昆布で漬け込んだマグロ昆布漬けは、噛み締めると口の中いっぱいに昆布の旨みでブーストされたマグロの濃厚な味わいが広がる。
沖縄の食文化に欠かせない豚肉をプルプルとした食感に仕立てた豚肉のジェリーは、凝縮された豚の出汁を堪能できる。ねっとりとした食感と甘みが特徴のセイイカ(ソデイカ)を麺に見立てたセイイカヌードルも、沖縄で親しまれている素材を活かした一品だ。
少々“変わりダネ”的なメニューは、生ハムアイスのせ。意外な組み合わせと思いきや、ひんやりとしたアイスクリームはクリーミィで濃厚なチーズの風味で、生ハムの塩味と旨味がベストマッチ。思わずワインが欲しくなってしまうのは間違いない。
真っ赤なカクテルは凝縮された花の香り
ハイビスカスの花をそのまま液体にしたような、透過する赤が美しい「ハイビスカス フラワー カクテル」は、複雑な彩りの花の香りが広がるカクテルだ。 ハイビスカスは沖縄のいたるところで年中咲きほこり、ビビッドな赤を風景にもたらしている。花びらには梅干しのような酸味があり、カクテルのほかにハーブティーなどにもよく使われている。
ハイビスカスだけでなく、オレンジやレモンのドライフラワー、エディブルフラワー(食べられる花)を添え、文字通り幾重にも華やかさを備えたこの1杯は、スパの後に飲めばリラックス効果を促進するに違いない。
多彩な店舗で多様なメニューを楽しめる!
ジャングリアの中にはトロピカル オアシスのほかにも、青空なのパノラマが広がる「PANORAMA DINING(パノラマ ダイニング)」や、屋外レストラン「WILD BANQUET(ワイルド バンケット)」といった、違ったコンセプトを持つ飲食店があり、そこで提供されるメニューもお披露目された。
パノラマ ダイニングからは、ほうれん草のチュイル(薄くてサクサクしたクッキーの一種)に隠れた恐竜の卵をモチーフにしたポテトサラダ「ザウルス ウッフ」と、パイナップル、マンゴー、オレンジをブレンドした鮮やかな黄色が特徴的な「PANORAMA カクテル ~サンセット インザジャングル~」を紹介。
ワイルド バンケットのメニューからは、石垣島で育った黒毛和牛の肉々しい粗びきパティを香ばしく焼き上げた「THE WILD ビーフバーガー ~石垣産黒毛和牛~」 や、葉付きのトウモロコシを手づかみでかぶりつく「THE WILD グリルコーン」もお目見えした。
また、パーク内には気軽に立ち寄ることができるフードカートもあり、ブルーベリー、ショコラクッキー、ストロベリー、塩キャラメル、抹茶のフレーバーをミックスしたカラフルな「JUNGLIA ポップコーン」、島豆腐を使った麻婆豆腐の味の「しろくもまん」 、そしてもちもちとした食感のチュロにシークワーサーの爽やかな風味をプラスした「もっちりチュロ ~シークワーサー~」なども購入できる。これらのスナック片手にパークを散策するのも良さそうだ。
JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)住所
〒905-0413 沖縄県国頭郡今帰仁村字呉我山553番地1
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