【最長記録】「石窯パン工房ル・マタン」のロングウインナーは長すぎる! 電車で持ち帰る緊張感がハンパない!!
東京・台東区のベーカリー「グーテ・ルブレ」のソーセージフランスパン「超ーロング」に出会って以来、私(佐藤)の中で長いパンブームが到来している。いろんなお店の長いパンを見てみたい! 食べてみたい!
ってことで、前回は千葉・船橋の「ピーターパン 石窯パン工房店」に行き、そして今回は同じく千葉県の稲毛にある「石窯パン工房 ル・マタン」を訪ねた。そこで出会ったロングウインナーは、過去3回でもっとも長いモノだった! キターッ! ついに80センチ越えの大記録!
・石窯パン工房ル・マタン
「ソーセージフランス」もしくは「ロングウインナー」、はたまた「ロングフランク」と呼ばれる長いパンについて調査をしていたところ、どうやら「石窯パン工房」と名のつくお店で販売しているケースが多いことに気が付いた。
そこで私は「石窯パン工房 ロングウインナー」と検索して、「石窯パン工房ル・マタン 稲毛小中台店」の情報にたどり着いた。ここにもロングウインナーがあるという。それは行かなくちゃ!
ってことで来ましたよ、JR稲毛駅。うちの最寄の中野駅から電車1本(JR総武線)で行ける。ただし30駅間乗りっぱなしでおおむね1時間半かかりました……。
さらにそこから徒歩で約30分かけて、お店に到着~。ここのお店もピーターパンと同じくらいデカいな。千葉県のパン屋さんってどこもデッカいねえ。石窯があるから、建物の造りも大きくなるのかな。
中に入ると、入口の手書き看板に「1月のおすすめ ロングウインナー」とある。よかった~、パン屋さんの在庫って月替わり・週替わり・日替わりって普通だし、売り切れてることも珍しくない。
こうして看板を出してるってことは、今月は力を入れてるってことだから、ちゃんと買えそうだ。
ふと見ると、ラックに袋が吊るしてある。これはまさか、ロングウインナーのものか? そうだろう、きっとそうだ。こんなに長い袋を必要とする商品は、それしかない。袋の長さから察するに、かなりのモノと見た。
はたして、レジ前のテーブルに横たわる棒のようなものは!? あれだな、長いぞ! これは過去一長いはず。私はすでに長さを測りたくてウズウズしていたが、持ち帰るまでガマンだ。
で、トングで取ろうとしたけど、持ち上げられない! するとお店の人が「お取りしますよ。長いまま持ち帰られますか?」と声をかけてくれたので、「はい! 長いまま!」と応じて無事に買うことができた。
ここのお店もピーターパンと同じように、パンを買うとコーヒー1杯無料で飲むことができる。
買ったパンとコーヒーは、外のテラスで食べることができる。この仕組み、いいよね。都内にもそういうベーカリー、増えないかなあ~。
さて無事に購入したけど、本当の戦いはここからだ。この長さを維持したまま、私は帰宅できるのか? 今日はこのまますんなり帰るわけじゃないのだ。
というのは、今日はせっかく稲毛まで来たので、かねてから行きたいと思っていた「マロンドセントラル工場サービスショップ」に行きたかった。ここはいわゆる工場直売所で「株式会社川島屋」が運営しており、ル・マタンも同じく川島屋が運営している。つまり、ル・マタンとマロンドは姉妹ブランドというわけだ。
そのマロンドまで歩いて30分。さらにそこから戻って来なくてはいけない。戻りはバスでJR新検見川駅まで乗って、再びJR総武線29駅間乗りっぱなしで約1時間半をかけて帰宅する。
パンを折らずにこの行程を踏破できるのか?
いざ、出陣!
往路はほぼ平坦な道のりをひたすら歩くだけなので、割と安全だった。そうしてマロンドセントラル工場サービスショップに到着。ここの購入品については別記事でお伝えしよう。
そして復路はバスなのだが、乗車中は割と気を揉んだ。とにかくパンが長すぎて、膝の置くには横幅が足りないし、立てて置くにしてもバスの振動で折れるんじゃないか? という気がしてならなかったからだ。
さらに電車内でも膝の間に固定して、できるだけ動かないように心がける。不特定多数の人が乗り降りする環境では、接触する可能性もある。なるべく人の少ない車両の角席に座り、あとはまわりに気を付けながら地蔵のごとく動かす……。
・来た、初の80センチ台
そうして帰宅。いや~、今日は疲れたな。ようやく緊張から解放されたよ。
ロングウインナーとともに購入したのは、「クロワッサン」(税別240円)と「クーベルチョコブレッド」(税別380円)。リュックに入れてたからクロワッサンがちょっとイビツになっちゃったな。
そして主役の「ロングウインナー」(税別880円)です。うちのテーブルに斜めに置いて、ギリギリだな。これは間違いなく最長だ。過去の2本はここまでギリギリじゃなかったものな。
袋を覗いてみると、割と太目であることがわかる。じゃあ出してみよう……。
出たー! テーブルの対角線上にピッタリ収まる超ロングパン! 継ぎ目なしの1本モノ、これこそロングウインナーだ!!
お待たせしました、計測の時間です。長さを測ってみると、83センチ! ついに来た、夢の80センチ越え!
1メートルいってると思ったんだけど、まだあと20センチも足りない。そうすると1メートル級は、電車に乗って運ぶのは難しいかもなあ。まあ、とにかくこれは長い、長すぎる!
グーテ・ルブレ、ピーターパンと見比べると、長さの差は歴然。80センチ越えは圧巻!
キレイにウインナーを包み込んでいて、職人さんの腕の良さが垣間見える。
中には国産の辛口ウインナーが入ってます。毎回思うけど、パンもさることながら、こんなに長いウインナーが存在するとは。ベーカリーだけでなく、食肉加工業者とも連携してこの1本を作り上げているわけだねえ。
◆長いパンの長さランキング
1位 石窯パン工房ル・マタン(稲毛) ロングウインナー(税込950円)83センチ
2位 グーテ・ルブレ(入谷) 超ーロング(税込720円)71センチ
3位 ピーターパン石窯パン工房店(船橋) ロングウインナー(税込842円) 61センチ
今後も長いパンをリサーチしていきたいと思う。お近くのお店で長いパンを見つけたら、教えてください~!
・今回訪問した店舗の情報
店名 石窯パン工房ル・マタン 稲毛小中台店
住所 千葉市稲毛区小中台町543-1
時間 7:00~19:00
定休日 火曜日
参考リンク:石窯パン工房ル・マタン、株式会社川島屋
執筆:佐藤英典
Screenshot:GoogleMaps