猫と『遊んであげないと起きるトラブル』4選 少しの時間でも一緒に楽しんで!
1.肥満になりやすい
家の中で飼われている猫は、どうしても運動不足になりがちです。運動不足を解消する方法のおすすめは、一緒に遊んであげること。おもちゃを使って、狩りの真似事をさせてあげると、よい運動になります。
食べるだけで体を動かす機会が少なければ、カロリー消費が少なくなり、当然体重が増えてしまいますよね。その結果、愛猫が肥満になってしまう危険性が高まります。
肥満は様々な病気を引き起こす原因になります。それを避けるためには、毎日少しずつでいいのでおもちゃを使って遊んであげて下さいね。また、キャットタワーなどを設置して、上下運動ができるようにしてあげましょう。
2.ストレスを抱えてしまう
毎日限られた空間の中だけで生活していたら、猫も退屈してしまいます。それだけでなく、ストレスを抱えてしまうことに。猫は繊細でストレスに弱い動物です。ストレスを抱えた状態が続くと、体調を崩してしまうこともあります。
飼い主さんが遊んであげることで、猫にとっては適度な刺激になり、ストレス解消になります。特に子猫や若い猫は遊ぶことが大好きです。猫の方から「遊んで!」と催促してくることもありますので、そんなときはぜひとも誘いにのってあげましょう。
3.コミュニケーションが不足する
猫と一緒に遊ぶことは、お互いの絆を深める良い機会にもなります。遊びが良いコミュニケーションになるのです。一緒に遊んでいるうちに、距離が縮まり、猫との関係がより良いものになるでしょう。
遊びが足りないと、コミュニケーション不足から、猫からの信頼を失ってしまうかもしれません。特に、お迎えしたばかりの頃は、たくさん遊んで、信頼関係を築いていきましょう。
4.問題行動を起こす
遊んでもらえないという欲求不満が、問題行動につながることもあります。爪とぎで家具をボロボロにしたり、粗相をしたり、攻撃的になるなどの問題行動を起こしてしまうのです。
また、遊ぶことでエネルギーを発散できていないと、深夜に動き出してしまうことも。飼い主さんが寝ている間に走り回ったり、鳴き声を上げたり、結果的に飼い主さんを困らせてしまうことになりかねません。夜に静かにしていてもらうためにも、遊んであげることが大切なのです。
猫の問題行動は、叱っても解決になりません。猫の心の声に耳を傾けてあげることが必要です。
まとめ
今回は、猫と「遊んであげないと起きるトラブル」について解説しました。
猫はひとりできままに過ごすのが好きなイメージがありますが、飼い主さんに遊んでもらえるととても喜びます。遊びは、猫の心と体の健康を維持するためにも必要なのです。
毎日少しずつでいいので、ぜひ遊んであげて下さいね。遊んでいるうちに、飼い主さんの方も癒されちゃいますよ。
(獣医師監修:加藤桂子)