「イスラエル批判がタブーじゃなくなった」首相に逮捕状の変化を解説
寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が11月22日に放送。金曜コメンテーターで郵便学者の内藤陽介氏とイスラエル情勢について意見を交わした。
寺島アナ「国際刑事裁判所は21日にイスラエルのネタニヤフ首相とガラント前国防大臣の逮捕状を発行したと発表しました。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃をめぐり、戦争犯罪や人道に対する罪を犯した疑いです。国際刑事裁判所は過去にリビアのカダフィ大佐やロシアのプーチン大統領に逮捕状を発行しました。ただ、ネタニヤフ首相のように西側諸国の一員とみなされてきた国のリーダーに逮捕状が出るのは初めてとみられます。これは内藤さんはどう受け止めてますか?」
内藤「まあ実際に逮捕できるかどうかはまた別の話ですからね。もともとはハマスの攻撃から始まったとはいえ、現状は過剰攻撃になってるという指摘は避けられないわけで、そうするとおとがめなしにはならないと思うんですよ。ただ、去年からまだ一年ですけれども、一連の騒乱で変わったのは、イスラエル批判が必ずしもタブーじゃなくなったことですよね」
寺島「あ~、はい」
内藤「なかなかイスラエル批判ができなかったのが、それがちょっと外れたということが大きいと思うんですよ。逆に今、イランは割と派手なことは口では言ってても、決して報復しないじゃないですか。あれはイスラエルにやらせるだけやらせて、むしろ国際社会にイスラエル包囲網を作りたいんですよ」