【激レア】駅直結の天然温泉に行ってみた / わたらせ渓谷鉄道「水沼駅」徒歩0分で温泉・サウナを満喫!
群馬県に「駅直結の天然温泉」があるらしく、電車を降りたら0分で温泉・サウナが堪能できるという。施設のすぐ隣をわたらせ渓谷鐵道の列車が走っているそうだ。そんな情報を入手した私は、車を飛ばして群馬県桐生市の水沼駅へ向かった。
わたらせ渓谷鐵道といえば桐生市と日光市足尾町(栃木県)を結ぶローカル線で「トロッコ列車」が人気らしいが、今後は駅直結の天然温泉も見逃せないだろう。そんなわけで、2025年4月にオープンしたばかりの激レア施設に行ってみた。
・駅の天然温泉
やってきたのは群馬県桐生市の水沼駅。駅前に無料駐車場があるから車でもOKである。
噂どおり、駅ホームに「駅の天然温泉 水沼の湯」が直結していた。駅構内から直接アクセスできる温泉施設はかなりレアだと言える。まだ施設を利用する前だが、地元駅にこんな温泉があったら定期パスを購入して毎日でも通うだろう。
一応、時刻表を確認してみると……約10分後に間藤(まとう)駅行きの列車が来ることが判明。せっかくなので見学してから温泉に入ることにした。
そして……
おおおおおおおおお!
ヘッドマークが「駅の天然温泉 水沼の湯」である! ただ、さすがに “わ鐡” を利用して水沼の湯に来るほどの猛者はいなかった。もちろん電車に揺られて温泉旅なんてことも気軽に体験できそうだぞ。
歩道橋を渡り、いざ反対ホームへ。
・ワンドリンク無料
大人の入浴料金は「平日1350円」「土・日・祝1550円」とのこと。ドリンク1杯無料らしい。タオルは付いてないので、持っていなければレンタルもしくは購入となる。
また、追加料金を支払うことで「木もれび庵 大露天風呂(館内着エリア)」の利用ができるそうだ。館内図を確認すると、駅ホームの特徴を生かして「入口手前が一般ゾーン」「奥が有料ゾーン」となっていることが分かった。
今回は追加料金を支払わず、入館料のみの「温泉ゾーン」だけを楽しむことに。週末だったので1550円で入館。バスタオルを300円でレンタルしていざ温泉へ。
・入館料のみの温泉ゾーン
一般ゾーンにも「内風呂」「露天風呂」「水風呂」「サウナ」がある。リニューアルしたばかり & ローカルな立地ということで、まだあまり知られていないのかもしれない。結論から言うと、週末の夕方でもかなり空いていて思いっきり満喫できた。
ヒノキの香りが漂うサウナ室は定員9名(3段)で「ロウリュは砂時計が落ちたら2杯」というルール。ただしロウリュの破壊力がマジでえげつなくて、2杯かけたらコンパクトな室内に蒸気がムンムン充満。
温度表示は約90度だったが、最上段だとちょっと耐えられないくらいアツアツ……からの、天然地下水を使った水風呂が天国だった。蛇口からの掛け流しでメチャメチャ気持ちいい!
すでに日が落ちていたので景色を楽しむことはできなかったが、昼から温泉メインでゆっくり過ごすのも良いだろう。なんせ天然温泉ですからね、1時間程度だともったいなく感じた。
とはいえ、デッキチェアに寝そべって目を閉じ、群馬の風を感じる……それだけでも大変優雅な時間だ。あらためて、ここが駅構内だということが信じられなくなる。最高ですよ本当に。
お風呂上がりにワンドリンク無料で「伊良コーラ」をいただいた。無料ドリンクサービスに伊良コーラが入っているのはアツい。周りを見渡すと、やはりほとんどの人が伊良コーラを頼んでいた。
もし半日過ごすのであれば、次回は館内着着用エリア(ひるねの間・大露天風呂など)も利用したいと心から思った。というか、次回は施設をフルに活用したい。館内レストランでは地元食材を使った「すき焼き」や「釜めし」などが人気とのことだ。
・近所の激ウマ焼肉店
ただ、水沼駅から車で約10分ほどの場所にある「双葉食堂(ホルモン焼肉)」もマジで安いし感動的にウマかった(ニンニクの効いたタレがヤバい)ので……双葉食堂でランチを食べてから水沼の湯というコースがベストではないかと思っている。
それと今回ご紹介した水沼の湯は「水沼ヴィレッジ」なるリゾートヴィレッジの1部らしく、プライベートサウナやグランピングなども楽しめるという。運営会社は「野郎めし」などを展開しているホットランドネクステージだそうだ。
そんなわけで、水沼の湯ならびに水沼ヴィレッジはこれからさらに人気に火がつきそうな予感。都内から日帰りで来れる場所なのでデートにもおすすめ。ぜひ覚えておいてくれよな!
・今回ご紹介した施設の詳細データ
名称:駅の天然温泉 水沼の湯
住所:群馬県桐生市黒保根町水沼
時間:9:00〜21:00
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.