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“ツルツル路面”で危険な通学路…子どもたちをケガから守る「冬道3点セット」

SASARU

 札幌市の小・中学校では3学期が始まりました。子どもたちの笑顔があふれた通学路ですが、路面凍結や交通事故などの危険が潜んでいます。親子で確認したい安全対策のポイントを紹介します。

 厳しい冬と重なる3学期で心配なのが登下校の道です。

 「狭い所で滑って車にぶつかってしまわないか、いつもヒヤヒヤします」「雪は少ないですが、横断歩道などの白い部分が滑るので怖いなと思います」と保護者の心配は尽きません。

 この冬、札幌市では雪が少なく積雪は平年の半分ほどで、通学路にも、子どもたちの視界をさえぎるような雪山はほとんど見られません。

 しかし、冬の事故対策に詳しい専門家は「安心はできない」といいます。

 「雪山は見えないが、“ツルツル路面”に気をつけてほしい」 とウインターライフ推進協議会の冨田真未さん。

 日中は気温が上がり、朝晩は氷点下まで冷え込んだ日が続いて“ツルツル路面”に。注意が必要なのが車のスリップ事故です。

 冬道での事故の様子を捉えたドライブレコーダー。

 登校中の子どもたちが、青信号にかわり横断歩道を渡り始めたところに、止まり切れなかった車が突っ込み、子どもをはねてしまいます。

 当時、路面は凍結していました。

 このような事故に巻き込まれないようにするには、どうしたらよいのでしょうか。

 ウインターライフ推進協議会の冨田さんは、「車道の近くで待っていると車が突っ込んでくるかもしれない。いつもより離れて待つようにすると、車が来ているのも確認できる。車は急に止まれないので、信号が青になってもすぐに渡らないように。子どもには『車が止まったのを確認してから渡って』と言ってもらいたい」 と話します。

 “ツルツル路面”での転倒にも注意が必要。転びにくい「ペンギン歩き」を覚えましょう。

 「一歩一歩、歩幅を小さく足を地面にくっつけるような感じで。地面との接着面が小さくなってしまうので、かかとからついて蹴るという動きより、すり足の方が安定した形で転びにくい」と冨田さん。

 万が一、転んでしまった際にケガを防ぐための「冬道3点セット」も身を守る助けになります。

 ひとつは手袋。もうひとつは帽子。3つ目は、両手があくようにリュックサックなどに荷物をまとめること。リュックを背負うことで、転んだ際に頭や背中を打つのを防ぐこともできるのだそう。

 「荷物が多くなると、冬道では特に足元が見えにくくなりがち。冬休みで持ち帰ったものをいっぱい持っていくことになるので、できるだけコンパクトにまとめて学校に行くようにしましょう」とのことでした。

 この機会に冬道で安全に通学するためのポイントを、親子で確認してみましょう。

みんテレ1月15日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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