桜の名所としても有名! 小さな子どもを守ってくれる「わらべ地蔵」がいるお寺【京都市中京区】
京都にはたくさんの神社仏閣がありますが、長年、子どものいる家庭が訪れご利益を授かってきたスポットがいくつかあります。
我が子の健やかな成長は親にとって何ものにも代えがたいもの。『きょうとくらす』では、子どもや家族を守ってくれる存在として、京都で長い間親しまれている神社仏閣をご紹介します!
今回ご紹介するのは、小さな子どもを守ってくれる『わらべ地蔵』が安置されている『六角堂』。愛らしいお地蔵さまを見ると、きっと心が和みますよ。見どころや授与品などもご紹介するので、ぜひチェックしてくださいね!
長寿や安産など健康面にご利益がある「六角堂」
『六角堂』は、京都市営地下鉄・烏丸御池駅から徒歩約3分、阪急・烏丸駅から徒歩約5分の場所にあります。道中は歩道があり、急な坂や階段もないため、小さな子どもも安心して歩けますよ。駐車場はないため、車で行く場合は近くのコインパーキングを利用しましょう。
本堂の形が六角形であることが『六角堂』という呼び名の由来で、正式名称は『紫雲山 頂法寺』。聖徳太子が創建したと伝えられており、本尊である観音様は長寿や安産など健康面のご利益があるといわれています。
また、生け花発祥の地や、親鸞聖人が浄土真宗を開くきっかけを得た地としても有名なんだそう。
小さな子どもを守ってくれる「わらべ地蔵」
『六角堂』には、小さな子どもを守ってくれる『わらべ地蔵』が安置されています。赤い布の中には、小さなお地蔵さまがいますよ。『わらべ地蔵』は小さな子どもを守るために、親が子どもを抱っこしているような姿をしているそうです。
『わらべ地蔵』の周りには、愛らしい姿のお地蔵さまがたくさん安置されています。お地蔵さまが被っているカラフルな毛糸の帽子は、すべて地域の方の手作りだそうです。六角堂が地域の方に親しまれているのがよくわかりますね。
こちらは、一つだけ願いを叶えてくれる『一言願い地蔵』です。願いを叶えるか考えているため、首をかしげているといわれています。
境内にある池には『合掌地蔵』が安置されていました。願いを手のひらに包み込んで、叶うように一緒にお祈りしてくれているそうです。お地蔵さまに一緒に祈ってもらえるのは心強いですね。
白鳥やたくさんの鳩を間近で見られる
境内には『聖徳太子沐浴の古跡』と伝えられている井筒があります。井筒がある池では、白鳥が優雅に泳いでいました。『六角堂』の白鳥は、1年中見られるそうです。
また、境内にはたくさんの鳩がいます。境内の鳩にちなんだ『鳩みくじ』(500円)は、春と秋には限定カラーが登場するそうです。鳩の置物は持ち帰れますが、境内のお地蔵さまの近くに並べられているものもありました。
こちらは『六角堂一願成就』(700円)。心から実現したいと思っている願い事を一つ書き、鳩の中に入れて『六角堂』に納めるそうです。白色もピンク色もかわいらしいので、どちらを選ぶか迷ってしまいますね。
2つの色合いを楽しめる桜の名所
『六角堂』の境内には、たくさんの桜が植えられています。早咲きの桜で、咲き始めたときは白色ですが、時間が経つにつれてピンク色に変化していく特徴があるそうです。2つの色合いが美しく、桜の名所としても知られています。
桜の季節に入学したり進級したりする子どもたちへ渡したくなる『ランドセル御守』(700円)もありました。神様に見守られながら、子どもたちも元気に学校へ通えそうです。
小さな子どもたちを守ってくれる『わらべ地蔵』や、かわいらしい『鳩みくじ』といった『六角堂』の魅力を、ぜひ親子で満喫してみてくださいね。
【詳細情報】
紫雲山頂法寺 六角堂
住所:京都府京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町
電話番号:075-221-2686
開門時間:6:00~17:00
納経受付:8:30~16:50
拝観料:無料
文/ゆかりん
【画像】ゆかりん/六角堂
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