わんぱく相撲多摩場所 復活 3日、多摩センターで
ガーデンシティ多摩センターこどもまつり2025(同実行委員会主催)が今年も5月3日(土)・4日(日)・5日(月)に多摩センターパルテノン大通りと多摩センター駅周辺で開催される。
その中で、初日の3日に、18年ぶりに復活開催されるのが多摩青年会議所(多摩JC/寺澤真也理事長)による「わんぱく相撲多摩どまんなか場所」だ。今年度、青少年育成に力を入れている多摩JCは、子どもたちに様々な体験をしてもらおうとしており、その一環として、多摩JCの名物「わんぱく相撲多摩場所」をパルテノン大通り十字路で実施することになった。
当日は、「第12回わんぱく相撲男子多摩場所」と、初めて女子が公式に参加する「第1回わんぱく相撲女子多摩場所」が開催される。開会式は午前10時から、取組は10時30分から始まる。おもに多摩市内に住む小学1年から6年生までの男女が出場し、学年ごとに対戦する。
男女4・5・6年生の優勝者には、6月21日(土)に調布市総合体育館で開催される「わんぱく相撲東京都大会」への出場資格が与えられるとあって、熱戦が期待される。
「再開がうれしい」
半世紀以上続く歴史ある多摩JC。1981年に、わんぱく相撲が1回だけ開かれた。96年に第23代の理事長だった小山稔さん(66)が15年ぶりに復活させ、市立武道館で行った。小山さんは「礼節を大事にしてきちんと守る相撲を小学生に体験してもらいたかった。当時は相撲ブームもあり、多くの児童や見守る保護者の方が集まって盛り上がりました」と振り返る。
その後、10年ほど続いたがしばらく途切れることに。小山さんは「後輩が再開してくれるのがうれしい。みんなで協力して盛り上げてくれれば。当日が楽しみです」と微笑む。
事前練習会も
多摩場所を前にした4月19日には、国士舘大学多摩キャンパス相撲場で事前練習会が行われた。大会出場予定者5人が参加し、国士舘大学相撲部の監督や部員から熱心な指導を受けていた。参加した多摩第一小学校4年生の児童は「稽古はとても楽しかった。初めて相撲大会に出るので優勝をめざしたい」と意気込みを語った。
寺澤理事長は「指導して頂いた学生の真剣な姿を見て背筋が伸びる思い。良い大会にできるよう準備したい」とあいさつした。わんぱく相撲担当理事の大島淳さんは「最初は立ち方も分からない子どもたちが、すぐにコツをつかんで熱心に練習をしていた。わんぱく相撲ならではの光景だった」と話していた。
多摩JCでは、あす2日(金)まで参加者を募集している。参加無料、初心者歓迎とのこと。問合せは大島さん【電話】090・2665・9809。