【ふるさとWish】お正月には欠かせない!極寒工場から生まれる絶品〇〇〇とは(田川市)
地域に眠る“謎”を調査する『謎解き!ドローカルミステリー』。今回の舞台は福岡県の中央部に位置する田川市。なんと“マイナス30度の世界”が誕生したということで、リポーターのボビーが早速、田川市に向かいます。
市民に聞き込みをした結果、ボビーがたどり着いたのは、広大な敷地にそびえる建物。出迎えてくれたのは、松田健吾さん。どうやらこの建物の中に“マイナス30度の世界”があるそう!
建物に入る前に「こちらで着替えていただきます」と松田さんから白衣を手渡されたボビー。着替えた後は「手洗い」や「アルコール除菌」など、徹底的な衛生管理を行います。長い廊下を進み、ドアを開けると、同じように白衣を着た人々が、なにやら箱詰め作業中です。さらに、松田さんに案内された先に現れた1つの扉。設置してある温度計には「マイナス32度」という表示が…。「ここが“マイナス30度”の世界です」と松田さん。分厚い扉を開けて中に入ると冷気が一気に押し寄せてきます。天井も凍っていて、今、一緒に入ったばかりの松田さんのまつ毛も凍るほど!その冷たさにボビーも驚きます。
実は、この建物は冷凍おせちを製造販売する「博多久松」の工場だったのです!案内してくれた松田さんは「博多久松」の社長でした。この「博多久松」のおせちは楽天グルメ大賞をこれまでに14回受賞した経歴もあるんです。受注量も増加傾向にあることから、今年、田川市で新たな工場の稼働が始まっていました。ボビーが解き明かした“マイナス30度の世界”は、博多久松のおせち料理を急速冷凍するため、オーダーメイドで作られた急速冷凍庫だったのです。「2~3時間で綺麗に凍ります」と松田さんは説明してくれました。
「博多久松」では、翌年分のおせちメニューが1月には決定し、そこから材料調達と調理が12月下旬まで続き、1年中主におせちを作っているとのこと。旬の食材を大量に仕入れて冷凍保管することで、豪華でありながら価格を抑えたおせちを実現しています。また、自宅で解凍して、食べる時に一番おいしい状態を楽しめるように作っているので「冷凍する工程が非常に重要になってきます」と松田さん。また、急速冷凍庫以外にも出荷直前まで保管する冷凍庫など用途別に冷凍庫があり、翌年の正月まで鮮度を保つことができるのです。
味はもちろん、見た目も大切なおせち。「博多久松」では全て手作業で盛り付けや包装が行われています。多くの従業員が田川市やその周辺エリアから集まっていて、地域の雇用も生み出しています。「地域にもおせちのファンを増やしていきたい」と松田さんは語ります。今後は工場の24時間稼働も目指していて、さらに地元の雇用も増やしていく予定だそう。食材や冷凍保存などこだわり尽くしの「博多久松」のおせち。おせちは種類によってはまだ予約が可能です。詳細については「博多久松」のサイトでチェックしてみてくださいね♪
『博多久松』
https://shop.hakata-hisamatsu.net/
※この記事は2024年11月26日「アサデス。KBC」の放送内容です。