地元民に愛された名店の味を継承!明石ビブレにベーカリー『CHARMANT』がオープン 明石市など
JR大久保駅前の明石ビブレ1階に『CHARMANT Bakery&Cafe(シャルマン ベーカリー&カフェ)』(明石市)の新店舗がこの春オープンしました。神戸市内で人気のカフェブランドが手がける同店は、ブランド初となる“ベーカリー専門”スタイル。地元で「前のパン屋さんが戻ってきた!」と話題になっていると聞きつけ、さっそく現地へ取材に行ってきました。
かつてこの場所には『Boulangerie BARUC PLUS(ブーランジェリー バリュック プリュス)』という人気パン屋があり、その味を継承しながら、装いを新たに誕生したのがシャルマン明石店。バリュック プリュスの名物「もちっこトースト」も変わらず販売されています。
同店では懐かしのパンの復活だけでなく、新商品の開発にも力を入れており、店長だけでなくパートスタッフからのアイデアも積極的に取り入れているのだそう。まさに「みんなで作るパン屋さん」といった雰囲気で、そのおかげか、店内はどこかあたたかい空気を感じさせてくれます。
今回は人気商品の「クロワッサン」を実食させてもらいました。手に取るとほんのり温かく、鼻先に届くバターの香りがなんとも上品。ひと口かじると、外側はサクッと香ばしく、中は驚くほどもっちりとした食感。生地をちぎる時に感じる弾力や、口に広がるやさしいバターの風味からは、一から丁寧に作っていることがよく伝わってきます。
コクはありながらも重たさはなく、気づけば最後の一口まで夢中で味わっていました。「朝からこれが食べられたら一日頑張れる」、そんな気持ちにさせてくれるクロワッサンです。
パンと並ぶもうひとつの主役が、自家焙煎にこだわったスペシャルティコーヒー。特に明石店には、注目の抽出マシン「タップブリュー」が設置されており、まるでビールサーバーのような見た目で、自分でカップをセットしてドリップコーヒーを注ぐというユニークな体験ができます。明石市内では初導入とのことで、見た目のインパクトもあり、来店客の興味を引いていました。
今回は、バリスタの方に淹れていただいたカフェラテを注文。ミルクの滑らかさとコーヒーの苦味のバランスが絶妙で、驚くほど飲みやすい一杯でした。パンに合うようにブレンドされたコーヒーというだけあって、その相性の良さをしっかり感じられる一杯でした。気づけばあっという間に飲み終えてしまい、「もっとゆっくり味わえばよかった」と思わず後悔してしまったほど。
店内は広々としたバリアフリー設計で、ベビーカーや車椅子でも安心。取材時にも、子育て中のご家族から学生、ご年配の方まで幅広い年代の方が訪れ、それぞれの時間を穏やかに楽しんでいました。
“また行きたくなるパン屋さん”とは、まさにこういうお店のこと。懐かしさと新しさ、手間と工夫が交差する空間で、あなたもぜひ、焼きたての香りと特別な一杯に出会ってみてください。
場所
CHARMANT Bakery&Cafe
(明石市大久保町ゆりのき通1-3-2 明石ビブレ 1F)
営業時間
10:00~21:00(L.O.20:30)
定休日
明石ビブレの休業日に準ずる
駐車場
有
オープン日
2025年4月24日(木)