ジュビロ磐田のDF松原后が語るJ1復帰にむけて求められるもの…「メンタリティー。甘えは許されない」
「攻撃面で自分のクオリティーを引き出せる」
ジュビロ磐田がジョン・ハッチンソン新監督を迎え、J1復帰に向けて新たな一歩を踏み出しました。名門復活を期すチームの中で、リーダーの役割も求められるのがDF松原后選手。ポゼッションサッカーを志向する指揮官の下、攻撃力を売り物にする28歳の左サイドバックはどんな戦い方をイメージしているか、話を聞きました。
一問一答
ー新シーズンが始まった。新加入12人が加わり監督も変わった。
このクラブでプレーして自分の力を証明したいと入ってきてくれた選手と新監督の下、違ったジュビロ磐田、強いジュビロ磐田を作っていきたい。
ー初練習はフィジカル中心かと思いきやボールを使ったトレーニングが主体だった。
監督のやりたいサッカーが見えるのかなと思う。ボールを保持しながら相手を圧倒することがベースになると思う。ボールを使いながらベースをアップしていく部分はいいと思う。
ー新体制発表でJ2優勝、J1復帰という目標が掲げられた。
このクラブはJ1でタイトルを争うことを目標にしている。J2にいるチームでもJ1で残留争いをするチームでもない。明確な目標を掲げていると思う。J2で圧倒して優勝し、J1に上がって強いチームを作る。
11年で4度J2に降格したのは事実。積み上がっていないとは言わないが、タイトルを狙うためには新しく、より厳しく自分たちが変わっていかなければいけない。それを自分はしっかり体現していきたい。
ー昨季限りで山田大記選手が引退し、ジュビロの新たなリーダーが求められる。チームを引っ張る意識は。
ピッチ上でJリーグトップレベルの力を発揮した上でリーダーシップをとることが、このチームのリーダーには求められていると思う。まずは自分にベクトルを向けてレベルアップしたい。自分にはアシストやゴールが必要。その上でチームを引っ張っていけるようになりたい。
ー新加入選手とのコミュニケーションは。
まだ会うのは2回目であまり話はできていないが、在籍年数は長い方なので話しかけてやりやすい雰囲気作りを意識している。新加入選手も自分から溶け込んできてほしい。より高め合える雰囲気でいきたい。
ー昨季は3得点5アシスト。ボールを保持して攻撃的なスタイルを掲げるハッチンソン監督の下でどう関わっていきたいか。
ここまで数字は残してこられたと思う。より一層、伸ばしていきたい。ジョン監督なら自分の力をさらに出せる。守備も大事だが攻撃面で自分のクオリティーを引き出せると思っている。
ー1年でのJ1復帰に向けて最も求められるものは?
自分たちがトップになるというメンタリティだと思う。そこに対しては甘さは許されない。J1でタイトルを取るという目標を掲げているのならば、J2では何一つ気を緩められるものはない。一つの球際の瞬間や1試合1試合、負けることは許されない。甘い雰囲気はなくしていく。
ーサポーターにどのようなサッカーを見せたいか。
見ていて楽しいと思えるアタッキングフットボールをして勝つことが大事。昨季も最後まで声援を送ってくれた中で降格してしまった。その思いをくんでJ2で責任あるプレーをしなければいけない。まずは毎試合勝利すること。