ある日突然言葉が不自由になったら…失語のある人と社会を結ぶ「意思疎通者養成講座」開講【千葉県】
失語症は、大脳の損傷によって「聞く」「話す」「読む」「書く」といった言葉を操る力が低下する障害。原因の9割は脳卒中で、頭部外傷による脳の損傷などによっても発症します。
支援者の存在が社会との懸け橋
症状は個人によって異なり、言いたい言葉が出てこない、相手の話が理解できない、文字を書くのが難しいなどの障害が日常生活に大きな影を落とします。
失語のある人の日々は、言葉の通じない外国に1人で置かれた状況に似ています。
とはいえ発症以前の人格や知性、記憶や判断力などが失われるわけではありません。
しかし、コミュニケーションが不自由になるので、その能力を発揮できません。
そこで、失語のある人に分かりやすく伝えたり、言葉を引き出したりして意思疎通を助ける「支援者」の存在が大変重要になります。
失語症者向け意思疎通支援者とは
一般的に、都道府県主催の「失語症者向け意思疎通支援者養成研修」を40時間以上受講し、都道府県による認定を受けた者が意思疎通支援者と定義されます。
支援内容としては、市町村から派遣されて、失語のある人の外出に同行し、会話の相手との橋渡しを行うなど。
「失語のある人の思いを知りたい」という気持ちがあり、失語についての正しい知識と適切な会話技術を駆使して社会との橋渡しを行うことが求められます。
(一社)千葉県言語聴覚士会では、今年9月から千葉市ハーモニープラザで全11回の支援者養成研修を開講予定です。
興味のある人は問い合わせてみては。
問い合わせ
電話番号/080-7187-2524
メール/shitsugo.chiba@gmail.com
(一社)千葉県言語聴覚士会 担当/佐藤・吉田
詳細はこちら/https://chiba-st.com/wp-content/uploads/2025%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E6%84%8F%E6%80%9D%E7%96%8E%E9%80%9A%E6%94%AF%E6%8F%B4%E8%80%85%E9%A4%8A%E6%88%90%E7%A0%94%E4%BF%AE%E5%AE%9F%E6%96%BD%E8%A6%81%E9%A0%85.pdf