女子アトム級最強の宮﨑小雪が元ボクシング世界王者と激突! 『RISE180』は7/26ゴング
『RISE180』が7月26日(金)、後楽園ホール(東京都)で開催される。
注目は日本最強の称号を手にした宮﨑小雪の国際試合で、対戦相手は元ボクシング世界王者に決まった。
RISE QUEENアトム級王者の宮﨑は今年3月20日、国立代々木競技場第一体育館で行われた『K‐1 WORLD MAX2024』で、敵地に乗り込み、K‐1 WORLD GP女子アトム級王者・菅原美優と対戦。3審とも30-30ドローで延長にもつれ込むも、サウスポーから繰り出す左パンチを中心に、テクニックの差を見せた。結果は3-0の判定勝利で、事実上、同級日本最強の称号を手に入れた。
リング上で宮﨑は「今回、プレッシャーとか不安とか、負けたらどうしようという恐怖とかあったんですけど、ジムのみんな、応援してくれる方々に支えられ、勝利することができました。私は小学6年生の時、お母さんが病気で亡くなってるんですけど、こうやって本当の日本一になった姿を、天国にいるお母さんに見せてあげることができて、ほんとにうれしいです」とコメント。勝利の安堵感から笑顔を見せた。そして、「これでアトム級日本一を証明することができたので、もっと強くなれるよう、女子格闘技を盛り上げていけるよう、頑張ります」と続け、さらなる精進を誓った。
対するサムサン・C2M MUAYTHAI&FITNESSは、16歳の時に麻薬密売で逮捕され、懲役10年の刑を受け服役。収監された刑務所の更生プログラムの一環としてボクシングを始め、プロデビューした。2007年にタイ初のWBC女子世界王者となった事により、刑期が短縮、釈放された異色の経歴を持つ。ボクシングでは、WBC女子世界ライトフライ級王座、WIBAインターナショナルフライ級王座、WIBA世界ミニマム級王座、ABCO女子ミニマム級王座を獲得し、48戦43勝(25KO)5敗の戦績を誇る。
両者は対戦発表会見で、静かに火花を散らした。初のキックボクシングとなるサムサンは「41歳で、もう一度チャレンジしたい。まだ、体は強いので何でも見せる。毎日、蹴りの練習もしている」と、笑顔の中にも初来日での戦いに闘志を燃やした。
対する宮﨑は、相手について「スピードというより、一発のある選手」と警戒するも、「キックルールは私のホーム」と自信を見せた。そして「RISEの世界ベルトを作ってもらって、それを取る」と、今回の元ボクシング世界王者戦を足掛かりに、世界に飛躍することを約束した。
同会見でRISE伊藤隆代表は、宮﨑のRISE世界タイトル戦に向けての道筋を示した。「試練の何戦かわからないが、いろんな国の強い選手を探してくる。(勝ち続けて)宮﨑の仕上がり次第だが、早ければ年内(世界戦)の可能性もある」と宮﨑の成長に期待した。
宮﨑小雪の世界ロード第1章。しっかりと目に焼き付けたい。
発表された大会カードは次の通り。
■superfight! アトム級(-46kg)3分3R延長1R
宮﨑小雪(日本/TRY HARD GYM/第2代RISE QIEENアトム級王者)
VS
サムサン・C2M MUAYTHAI&FITNESS(タイ/C2M MUAYTHAI/元WBC女子世界ライトフライ級王者、元WIBA世界ミニマム級王者)
■スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
直樹(フリー/第7代ライト級王者、ライト級1位)
VS
麻火佑太郎(PHOENIX/同級4位)
■フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
宮崎就斗(TARGET/同級8位)
VS
戸井田大輝(TOP LEAD GYM/同級9位)
■フライ級(-51.5kg)3分3R延長1R
末國龍汰(フリー/同級4位)
VS
平山裕翔(TEAM TEPPEN/同級6位)
■フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
山元ケンシ(PHOENIX/同級12位)※山元剣心より変更
VS
久津輪将充(RMC/9+ nine plus lab./CKC2023 -57.5kgトーナメント優勝)
■バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
伊東龍也(HAYATO GYM/同級10位)
VS
福井萌矢(建武館/同級12位)
■フライ級(-52kg)3分3R延長1R
YAYAウィラサクレック(WSRフェアテックス/同級4位)
VS
瑠華(team未来)
■フェザー級(-57.5kg)3分3R
指田烈(TEAM TEPPEN)
VS
岩KING(心将塾)
■スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R
細越竜之助(team AKATSUKI)
VS
勝野雅也(TRY HARD GYM)
■アトム級(-46kg)3分3R
山﨑愛琉(TEAM TEPPEN)
VS
島田知佳[はるか](team VASILEUS)