公道で自転車教室 一時停止など実践的に
安全な自転車の乗り方を実践的に学んでもらおうと、座間市立野台で2月5日に自転車教室が開かれ、中原小学校6年生71人が参加した。
教室は、同校の通学路にもなっている公道の約250mを通行止めにして実施。児童たちは4グループに分かれて、交差点に設置されたカーブミラーの見え方や下り坂でのブレーキの使い方などを学んだ。
路上駐車された車両の横を通過する講習では、後方確認の必要性や車両のドアが開くことがあるなどの注意点を座間警察署員から教わった。参加した児童は「今までは確認することなく、スピードを出して走っていた。一旦止まったり、ゆっくり走って安全運転したい」と話していた。
公道を利用した自転車教室は、同校の学校連絡協議会(安藤達仁会長)が座間署に協力を呼びかけて昨年度から行われている。安藤会長は「通学や遊びでいつも利用している道路にも危険が潜んでいることを知ってほしい」と話していた。
同署によると座間市内で昨年起こった人身交通事故277件のうち、自転車事故は約3割を占める85件。うち小学生の自転車事故は5件あり、出会い頭の事故だという。