秋季俳句大会 入賞作品決まる
小田原俳句協会(村場十五会長)が10月6日、おだわら市民交流センターUMECOで2024年度「小田原秋季俳句大会」を開催した。
当日は、事前募集の兼題の部応募作品256組・512句(「柿/案山子」)の表彰式が行われたほか、「席題の部」(秋季雑詠2句)の大会が行われた。上位入賞作品は以下の通り(敬称略)。
■兼題の部▽小田原市長賞/木守柿生家は鍵のいらぬ里(中村秀子)▽小田原市議会議長賞/ランドセル案山子に預け道草す(鈴木智美)▽小田原俳句協会会長賞/熟れ柿や崩れしままの登り窯(中村敬)▽小田原俳句協会名誉会長佃悦夫特選/天目に柿盛り付けて宇宙かな(鈴木智美)▽小田原俳句協会顧問大石雄介特選/渋柿に痺れし舌が邪魔になる(瀬戸悠)▽小田原俳句協会会長村場十五特選・おほゐ俳句会代表小野菊土特選/柿喰ふて流離の思ひあふれけり(神山つとむ)▽青梅の会代表田中幸子特選/分かち合ふ里の暮しや柿日和(荒理依子)▽小田原鹿火屋代表近藤久江特選/雀等に慕はれてゐる案山子かな(関根洋子)
■席題の部▽1位/海原に月光といふ銀の帯(肥後ちさこ)▽2位/継ぎはぎの縄文土器や天高し(西郷節子)▽3位/露けしや鋼の匂ふ花鋏(陌間みどり)