Fixarの新型VTOLドローン「FIXAR 025」が完成。完全自律型ドローン、飛行中の揚力を全表面を覆う空力設計
Fixarは、新たなVTOLドローン「FIXAR 025」を完成させた。完全自律型ドローンで、独自のソフトウェアと自動操縦で動作する
FIXAR 025は完全自律型ドローンで、ISRや配送ミッション、その他の商用用途における性能向上を目指して細部まで設計されている。空力設計は画期的で、飛行中の揚力をすべての表面が担う市場初のVTOL機だという。
FIXAR 025の特徴と進歩
FIXAR 025は、あらゆる硬い地面での垂直離着陸機能を備え、柔軟な展開が可能だという。3分割の構造的な主翼で着陸性能が向上し、着地時に3点で安定的に接地。可動部が一切ない設計で、ドローン全体の持続性と信頼性が大幅に向上している。
独自の技術的能力
最大離陸重量が25kgで、10kgまでのペイロードを運搬できる。複数のペイロードを同時に搭載でき、さまざまなミッションを効率的に実施可能だ。飛行距離300km、飛行時間3.5時間、20m/sの風が吹く山岳地帯でも運用できるため、BVLOSおよびVTOL市場において新たな可能性を切り拓く。
磁気センサー不要でGPS非対応モードでも作動
コンパスのキャリブレーションが不要で、地磁気異常に強く、操作準備が簡単だという。IMUベースの独自のナビゲーションアルゴリズムにより、鉄筋コンクリート構造や坑道近くでも磁気干渉を受けずに操作可能。GPSが使えない環境でも確実にナビゲーションが可能だ。
独自のソフトウェア技術
FIXARは、オートパイロットと地上ステーション向けに独自開発のクローズドエンドソフトウェアを採用。これにより、ドローンおよび操作者はセキュリティリスクやデータ喪失を回避できる。定期的なアップデートで、025モデルの操作効率は向上し続けるという。
環境を考慮した効率性
完全電動でCO2排出ゼロ、環境持続性に貢献。全身揚力設計によりエネルギー効率が高まり、飛行性能を最適化する。
理想的な用途
ISR:低照度環境でもISRミッションを次のレベルへと引き上げるハイパースペクトルカメラ:環境モニタリング、精密農業、植生解析に最適。複数のスペクトル帯域でデータを収集空撮および地図作成:飛行回数を減らし、より多くのデータと高品質な画像を取得。時間、労力、コストの大幅な節約LiDARスキャン:正確な3Dマッピングと地形モデリングを実現し、林業、建設、採掘、インフラ点検に対応
FIXAR 025機能
FIXAR xGround コントロールソフトウェア私たちのクローズドソースのソフトウェアは、リアルタイムで飛行ミッションの計画、編集、監視を3Dビジュアライゼーションで可能にする。単体のFIXARでも、複数機の編成でも、全てが自動化されたミッション計画とデータフローで効率化される。より細かく操作したい場合には、経験豊富なオペレーターが手動で全ての詳細を調整できる。FIXAR オートパイロットFIXAR 007で実績のある改良版のオートパイロットソフトウェアバージョン2.0が、より高い自律飛行を実現。機密データ漏洩の防止機能を備え、AIやLTEとの互換性も向上している。固定角度ローターほとんどのVTOLドローンは、離着陸時にエンジンを傾けるか、飛行用のモーターと離着陸用のモーターを分けて多数搭載する。しかし、モーターが多いと重量が増え、ペイロード容量が減り、信頼性が低下し、コストも上昇する。楽なメンテナンスFIXARには故障や定期メンテナンスが必要な可動部品はない。飛行モードでは、翼とプロペラが揚力を生み、モーターが前進推力と揚力を提供する。4つのローターは一定の角度で固定されている。
表面は空力的設計
垂直離陸:追加のスペースなしで、任意の地点から垂直離陸水平飛行:コンパスやインターネットなしで飛行し、FIXARは空中で安定して滑らかに飛行垂直着陸:ミッション完了固定角度ローター
仕様
最大飛行距離300km最大飛行時間3.5時間ペイロード重量10kg最大離陸重量25kg
Fixar