キンボールのワールドカップで金メダル、四日市から出場の2人が報告
韓国オサン市で11月に開催された「キンボールスポーツ ワールドカップ韓国2024」で日本代表が金メダルを獲得し、三重県四日市市から出場した選手2人が12月5日、森智広市長を表敬訪問して成績を伝えた。全勝での頂点で、世界的な強豪カナダを破っての価値ある勝利だったという。
訪問したのは鈴鹿市を練習拠点にしているキンボールのチーム「友夢想家(トムソーヤ)」のメンバーで、日本代表の榊原大貴さん(29)と田中凌夢さん(30)。2人は2023年のアジアカップでも日本代表に選ばれて金メダルを獲得しており、今回は世界一となる金メダルを勝ち取った。
日本は、榊原さんも田中さんも日本代表になる前の2015年ワールドカップ(スペイン大会)で金メダルを獲得しており、今回の優勝は2回目になる。しかし、この大会では組み合わせの関係などから強豪のカナダとの対戦がなかったという。
それだけに、今回は「カナダを破って優勝を」という気持ちが日本代表には強かった。予選から決勝まで3回の対戦があったが、競った内容はあったものの、すべてに勝つ活躍だったという。カナダを破った時には観客席が大変な盛り上がりだったそうで、「世界が変わったかのような印象だった」とふりかえった。
2人は大会前の10月に森市長を表敬訪問し、「強豪国に勝利して世界一を」と思いを語っていた。森市長は「有言実行で、すごいですね」と声をかけ、次に2人がめざす2027年ワールドカップでの活躍に期待を寄せていた。
キンボールは、直径122センチもある大きなボールを使い、1チーム4人の3チームがコートに入り、ボールを床に落とさないようにヒットやレシーブを繰り返す。今回の勝因について、2人は「日本はミスがとても少なく、対戦相手に不必要な得点を与えなかったことがよかったと思います」などと話していた。