【終わらせたくない想いから】リプロネクスト、NTTコノキューからメタバース「DOOR」事業を譲受
「DOOR」を活用してリプロネクストが過去に制作したメタバース空間
株式会社リプロネクスト(新潟市西区)は5月28日、株式会社NTTコノキュー(東京都千代田区)が提供していたメタバースプラットフォーム「DOOR」の事業を譲受したと発表した。DOORは3月31日をもってサービスを終了していた。
リプロネクストは2023年頃からメタバース事業を展開し、DOORを活用して自治体や企業向けのメタバース空間を制作してきた。DOORの終了発表を受け、既存の顧客基盤とサービス価値を維持するため、NTTコノキューに連絡を取り事業承継の協議を進めていた。
DOORは累計300万以上のユーザーにメタバース空間を提供し、教育・観光・企業プロモーションなどさまざまな分野で活用された。アプリケーションのインストールが不要で、誰でも簡単にアクセスできるのが特徴だった。
リプロネクストはこれまで、自治体の相談支援業務や学校での英会話教育、企業の広報・採用活動などでDOORを活用してきた。今後はメタバースという選択肢や活用方法を知らない自治体や企業にもサービスを広げ、より多くの課題解決に取り組んでいく方針だ。
代表取締役CEOの藤田献児氏は「DOORはこれまで、自治体によるひきこもり支援や企業のPR施策、教育現場での体験学習など、全国各地で”距離や制約を超える空間”として活用されてきた、社会的にも大きな意義を持つサービスです。このサービスが終了するかもしれないと伺った際、全国の現場でDOORが果たしてきた役割を実感していた私たちとしては、どうしても『終わらせたくない』という想いが込み上げ、今回の譲受を決意いたしました」とコメントしている。
同社は7月をめどに、サービス名やウェブサイトなどの全面的なリニューアルを検討している。
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