<わが子が気持ち悪い!?>中2息子の友達は女の子が多い!嫌悪感すら抱くママに寄せられた説教
子どもの個性や考えはできるだけ尊重したいもの。そう頭ではわかっていても、なんとなく「こういう子どもになってほしい」という理想を押し付けてしまうこともあります。先日ママスタコミュニティに寄せられたのは、「異性のお友達が遊びにくるとイライラしてしまう」というタイトルのこんな投稿。投稿者さんは中学校2年生の息子さんを持つママで、息子さんは同性のお友達が少ないんだとか。
『2人は同性の友達がいる。それに比べて女の子の友達は何十人いることやら。土日なんて女の子たちと買い物に行ったり、カフェに行ったりテーマパークに行ったり。インスタが中1、高2の娘より女の子している。別に女の子の友達がいて遊ぶことはいいんだよ。でも極端に男の子の友達がいないことが生理的に無理。小学生までは穏やかな性格でよかった。勉強も勝手にしてくれて手がかからなくてよかったと思っていたけど、中学に入ってだんだん息子の性格まで嫌いになってきている。ピアノもやめさせたい。私に近づかないでほしいとも思っている』
息子さんの交友関係に関して「せめて男女の友達が半々くらいになってほしい」という願いを持っていることを綴っていた投稿者さん。女の子のお友達が多い息子さんに対して、生理的な気持ち悪さまで抱いており、投稿者さんの感情は深刻です。そこでママたちに共感してくれるかと意見を求めていました。
女の子のお友達が多いことがどうしてそんなに嫌なの?
『付き合う彼女を取っかえ引っ変え、二股三股みたいなことやっているわけではなく、単に女の子の友達が多いならそこまで毛嫌いする気持ちがわからない』
『男の子のゲームする友達も普通にいるんだよね? 男の子と仲良くできないわけではないから、いい気がするけど』
女友達が多い息子さんに嫌悪感を強く抱いている投稿者さん。しかしママたちからは「どうしてそんなに嫌なの?」と疑問の声が寄せられています。たとえば女友達が多いといいつつ、そのなかで彼女をたくさん作っているとかであれば、抵抗を感じるのもわかります。しかし仲よく遊ぶ女の子のお友達が多いだけ。また女の子としか遊ばないのではなく、一緒にゲームなどをする仲のいい男の子のお友達もいるとのこと。男の子とまったく遊べないのであれば多少心配しますが、そうではないのですから投稿者さんの感情は少し行き過ぎているように感じるママたちがいました。
『うちの中学生の娘にもそんな感じの仲良し男子がいるわ。そのお母さんは、「うちの子、女子に大人気なんだよね!」と超誇らしげだよ。今の子って、親世代が中高生だった頃に比べて男女の垣根が低い印象。そういう時代なんだって自分に言い聞かせたら?』
また実際に投稿者さんの息子さんと同じような男の子を知っているという体験談も。ママ世代が中高生のときよりも、現代はジェンダーフリーが進んでいる時代。子どもたちも男女の垣根をこえて、仲良くしやすくなっている状況なのではないでしょうか。また中学生ともなると、クラスの男子は下ネタや少し乱暴な遊びなどを好む子も増えていくかもしれません。投稿者さんのお子さんは幼少期から穏やかな性格とのことですから、そうした中学生男子的なノリについていけず、女の子と一緒にいるほうが単純に居心地がいいのではないでしょうか。
恋愛対象は女の子らしいけれど……
『恋愛対象は女の子。告白はされるみたいだけど、友達でいたいっていう理由で断っているそう。女の子とばっかり絡んでいる息子って嫌にならない? 男の子らしくないから、女の子がやってくるわけだし』
ママたちからは、「自分の心と体の性が一致していないケースでは?」という意見がありました。しかし投稿者さんは息子さんから恋愛対象が女の子だと聞いており、心の性も体の性も男の子であることを確信している様子でした。そのため息子さんが同性愛者である可能性に嫌悪感を抱いているわけではなく、ただ単に「男のくせに女とばっかり遊んでいる」という状態が嫌であることを綴っています。
『あなたに言いにくいからそう言っているのではなくて? 私が子どもならあなたにはいろいろ悩みを言いにくいわ』
こうした事情を聞いたママからは「女友達が多いことを嫌悪している母親に、本当のことを言っていないだけでは?」という指摘も寄せられています。息子さんは投稿者さんが自分の交友関係をよく思っていないことや、「男らしさがない」と思われていることを自覚しているのかもしれません。そこでひとまず「恋愛対象は女の子だし、告白もされたことがある」と嘘をついている可能性もあるのではないでしょうか。
子どもの交友関係を決めるのは親ではない。自分を否定されて傷つくのでは
『「他人の交友関係を自分の思い通りにしたい」と思うのってヤバいと思うんだよね。子どもの交友関係を心配するのはわかるけど、「自分が思っているのと違うから嫌い!」はダメだと思う。お子さんとあなたは別人格で好みも違う。「子どもの選ぶ服が気に入らない! 私は〇〇系を着てほしいのに! 着てくれないから子どものこと嫌いになりそう」と同じ』
『息子さんの人生だから当然だけど、自分の思い通りにはならない。もう中2だし、子離れの時期ではないですか? そういう生き方もあると思って見守るしかない。母に自分の趣味嗜好を否定されるのってものすごく傷つくと思う』
女の子の友達が多いという息子さんに悩む投稿者さん。悩んでいるだけならまだいいものの、投稿者さんは息子さんの性格まで嫌いになっており、「近づいてほしくないとさえ思う」という感情までになっています。こうした状況にママたちからは否定的な意見が多く寄せられていました。そもそも子どもの友達付き合いや交友関係を決めるのは親ではありません。息子さんは素行の悪いお友達と危険な遊びをしているわけでもなく、咎められるようなことは何もしていないはずです。それにもかかわらず、愛情を向けてほしい母親から自分の交友関係や趣味嗜好を否定されるのは、とても傷つくでしょう。
また投稿者さんは嫌悪感を言葉には出していなくても、おうちに女の子のお友達が遊びにくるときなどの表情に、そうした感情が出ている可能性もあるでしょう。息子さんも投稿者さんの考えを敏感に感じ取り、母親に本当のことを言えていない可能性もあるのではないでしょうか。子どもは親とは別の人間なのですから、自分の思い通りにならなくて当然のこと。中学2年生という多感な時期に、母親から自分を否定されることはトラウマにもなりかねません。投稿者さんはママたちからのコメントを見て、息子さんに抱いている感覚や考えを改めてほしいですね。