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災害時、誰でも無料で使える備蓄品の倉庫「みんなの防災倉庫」が東広島市下見に設置されました

東広島デジタル

西条下見に設置された防災倉庫と益本さん(左)、奥本さん

 災害が発生した際に、誰でも無料で使える備蓄品の倉庫「みんなの防災倉庫」が東広島市西条下見に設置されました。アパートの敷地の一角に置かれ、中には簡易トイレや救助工具などが入っています。LINE(ライン)登録した人は、警戒レベル5以上など一定の条件がそろうと倉庫を開錠できる仕組みです。
 倉庫は(一社)みんなの防災倉庫普及協会(益本秀則代表理事)が開発・設置。倉庫を設置したいという企業・団体・個人には、設置場所の土地を提供してもらいます。倉庫の表に賛同企業の広告を掲載することで設置費用をまかなっているため、設置希望者の費用的な負担はありません。
 開発のきっかけは、2014年8月20日 の広島市土砂災害。この災害で友人を亡くした益本代表理事が公共の備蓄品対策が十分でないことに着目。「まちのいたるところに備蓄品があれば、災害時に地域住民や観光客など多くの人の役に立つのではないか」。こう考え、狭小地対応型の防災庫を開発。防災で地域社会に貢献したいという企業とタッグを組み、設置を推進しています。
 普及活動に参画する会社経営の奥本哲之さんは、「従業員も地域の住民。地域を守ることが事業を守ることにつながる」と企業として賛同する意義を話していました。益本さんは「毎年、大規模な災害が起こっている。前例がない取り組みだが、広めていきたい」と意気込んでいました。現在、設置希望者を募っています。問い合わせは同協会082(521)5467へ。(橋本)

プレスネット編集部

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