【さすがに無茶】池袋の中華料理店がやってるバレンタイン企画にやや引きながら食べてみた結果
今の時期はどこに行ってもチョコレート、チョコレート、チョコレートだ。ご存知のようにもうすぐバレンタインなので、どの店も売り込みに熱が入っている。
甘いものが好きな身としてはそれらの商品を眺めているだけで眼福なのだが、中には「さすがに無茶だろ」と言いたくなるものもある。
今回紹介する料理はまさにその1つ。なにかというと……
【写真】パッと見は普通の定食だが、よくよく目を凝らすと…!!
・唐揚げをチョコにディップ
ずばり、「若鶏唐揚げ&森永ダースを使ったチョコセット(1500円)」である。
ちょっと待てくれ。なぜ森永ダースなのか? となるのは私だけではないだろう。
売り込みたい気持ちはわかるけれど、チョコレートに唐揚げをディップして食べるなんて強引すぎる。そこはマヨネーズで十分ではないか? むしろ、マヨネーズじゃダメなんですか?
……と思ったが、「絶対に合わない」と思った食材が意外な相性を見せつけてくることがあるのも事実。ここはひとつ味を確かめておこうと思い、店へと向かった。
・異彩を放つチョコセット
「若鶏唐揚げ&森永ダースを使ったチョコセット」を販売しているのは、池袋のサンシャインシティにある『中華旬彩料理・火鍋 聚』というお店。
店内は落ち着いた空間で、庶民的……というには高級感が漂いまくっている。簡単に言うと、チョコディップ唐揚げのような冒険心あふれる商品を出すお店に見えない。
しかしながら、メニューにはしっかりある。
「若鶏唐揚げ&森永ダースを使ったチョコセット」とさらりと書かれているが、「森永ダースを使った」じゃないだろ。そこで使うな!
──などと思いながら説明をよく読むと、「お好みで小皿に添えたコクのある特製チョコレートソースをディップしてお召し上がりください」とある。
つまり、チョコディップはマストではなく選択肢の1つ的な感じなのだろうか? でも、チョコにディップしなかったらどうやって唐揚げを食べるんだろう?
・氷解
その疑問は、実際に唐揚げを食べてすぐに晴れた。
唐揚げ自体がちょいピリ辛なので、追加のソース的なものが無くても特に問題なかったのだ。よし。このまま唐揚げでご飯を食べよう……
と思ったものの、「若鶏唐揚げ&森永ダースを使ったチョコセット」である以上はチョコレートと唐揚げの相性を確かめておきたいところ。
仕方がない。覚悟を決めて唐揚げを1つつかみ、チョコレートの小皿にドボン。それを口に運んだら……
なるほど。全く合わないわけではない。ピリ辛風味のおかげで、唐揚げとチョコレートはある程度スイングしている。ただ、ハモっているとは言い難い。
次に、チョコディップした唐揚げをご飯の上にのせてみよう。ものすごく抵抗があるが、このメニュー自体は定食なのでご飯が付いてくる。食べ方としては、やはりこれが正解なのでは?
結果から言うと、すごいハウリングが起きた。観客全員が耳を塞ぎたくなるような強烈なキーン。
唐揚げ自体は美味しいし、チョコレートのディップだけなら百歩譲ってアリかもだが、オンザライスはさすがにナシだ。
・意見が割れそう
早い話が、「ディップするならマヨネーズの方が合う」というのが私の偽らざる感想なのだが、「絶望的に合わない」ってほとではないので、人によって意見が割れるだろう。気になる人はお店に行って確かめてみてくれ。
なお、こちらのメニューは2025年2月14日までだ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 中華旬彩料理・火鍋 聚
住所 東京都豊島区東池袋3-1-1サンシャインシティアルパ3F
時間 11:00~22:00(L.O.21:00)
参考リンク:サンシャインシティ中華旬彩料理・火鍋 聚「」「森永チョコレートコラボメニュー」
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.