【札幌/定山渓】第一寶亭留の新オーベルジュ「翠巌離れ 松直棘曲」に行ってきました
渓谷の森に臨む温かなオーベルジュ
10/7に開業した「翠巌離れ 松直棘曲(まつはなおくいばらはまがれり)」の開業前レセプションに参加してきました。
両岸から張り出した紅葉が見事な定山渓の景勝地の一つ「錦橋」と「舞鶴の瀞」からも程近く、温泉街の中心部からは少し外れた森のすぐ側に佇む新しいオーベルジュ。
“松直棘曲”は禅語の一つだそうで、「松はまっすぐ、棘は曲がって育つように、それぞれの個性を大切に、自然のままに生きることが良い」という意味なんだとか。
入口の戸の先には円形状のカウンターと、最大12名まで座れるテーブル席が広がります。
上質なオーベルジュながら、肩肘張らない雰囲気も魅力的。
ドレスコードはなく、シェフのお家に招かれたようなどこか温かな空気に満ちています。
このダイニングでいただく夕・朝食は忘れられない時間になりそう。
事前予約で、第一寶亭留系列のほかの宿に宿泊しているゲストも利用可能だそうなので、合わせてチェックしてみて。
森林浴気分も楽しめる客室
ゆったりとしたベッドを配した客室は、全部で7室。
窓からは白樺の森を眺め、あえて装飾を抑えたシンプルかつ非日常的な空間。
忙しい日常から解放されて、ゆったりと過ごしたくなります。
もちろん全室温泉付き。
大浴場はないので、完全プライベートな空間の中、第一寶亭留が有する3本の源泉をブレンドした湯を、いつでも満喫できます。
四季折々の森や山の風景を眺めながらの湯浴みは、最高の贅沢です。
シェフのアイディアが光るフリーフロードリンク
夕食は一部フリードリンク制。
タップから注ぐビールやグラスワインなどのほか、ハーブやピールなどを漬け込んだ自家製リキュールなども楽しめます。
ノンアルコールのものもあるので、お酒が苦手というひとでも自由に料理とのペアリングを楽しめるのが魅力的。
今回の試食会では黒豆茶を使ったリキュールをいただきました。
黒豆茶の香ばしさもありつつ、ほんのり甘くてするっと飲める味わいにびっくり!
季節の素材を使ったユニークなな組み合わせのリキュールが豊富なので、あれこれ楽しんでみてください。
旬の食材を使った素材の風味が光る料理
こちらのオーベルジュで腕をふるうのはシェフの小松直輝さん。
「ザ・ウィンザーホテル ミシェル・ブラストーヤ・ジャポン」を始め数々の名店で腕を磨いた小松さんのお料理は、旬を切り取ったジャンルレスな逸品。
今回は前菜をいただきました。
どれも素材の風味を活かし、組み合わせの妙と一口ごとに驚きを覚えるものばかり!
フルコースではゲスト自らハーブを盛り付けたりと、五感で楽しむ「体験」としての食を楽しめるそう。
ちなみに宿の名前の「松直棘曲」は、シェフのお名前にも由来してるんだとか。
また、季節のフルーツを使ったデザートもいただきました。
「多かったらお持ち帰りもできますよ」とお声掛けいただたいのですが、どれもとても美味しくあっという間にぺろっといただけました。
このほか、お持ち帰り専用・完全予約制のおやき専門店「渓谷ノ巌焼き」も販売。
小松シェフが長野のご出身ということで、地元で愛されている「おやき」を、鮭やコーンといった北海道の食材とシェフのアイディアで新しい名物に昇華。
今回はお土産でいただきましたが、麦の風味感じる生地に、素材の旨味とハーブのアクセントが効いた逸品でした!
ぜひ「渓谷ノ巌焼き」もお楽しみに。
翠巌離れ 松直棘曲
(スイガンハナレ マツハナオクイバラハマガレリ)
住所:札幌市南区定山渓温泉西1丁目64
アクセス:地下鉄大通駅付近より無料送迎バスあり
駐車場:7台