「辞めようと思ったら、逆に辞めて行っちゃった」加藤シゲアキが語るNEWSの21年間
メインパーソナリティ・パンサー向井の周りには、個性豊かなパートナーが勢ぞろい。さらに、お笑い芸人やタレント、アーティストなど、愉快 なゲストが毎日やってきます。
11日6日(水)のゲストは、NEWSの加藤シゲアキさん!
アイドルだけでなく、小説家としても賞を獲得するなど大活躍する加藤さん。作家活動を始めたきっかけや、NEWSに対する想いを語っていただきました。
究極のスパイスカレーを求めてインドへ!知られざる私生活
向井:いつもこの時間は何されてます?
加藤:寝てます!間違いなく!
向井:生活サイクルで言うと割と夜型ですか?
加藤:夜型ですね。仕事終わって、帰ってきて、物書きして、夜ご飯して、その後ゲームをする時間になるんですよ。ご飯も遅いんですよ。ご飯してすぐ寝たくないから、結局4、5時に寝ることが多くて。
向井:てことは完全に9時なんて寝てますね(笑)
加藤:ただ、最近やってたゲームがクリアしたんで、最近は落ち着いてます。
向井:ご飯で言うと、SNS見てたら、カレーを作ってらっしゃって。
加藤:ご飯は割となんでも作るんですけど、カレーは定期的にスパイスから作ってます。
三田:すご~い。
加藤:スリランカに旅行行ったことがあって、そこでスパイスカレーを教えてもらったんで。カレーに関してはもう「研究」してるっていう。
向井:完成はまだしてないんですか?
加藤:これが面白いところで、完成したと思ったのに、まだ完成じゃないのか!と。
向井:周りの人に食べさせたら、反応があるわけじゃないですか。
加藤:周りの人はただ「美味しい」って言って食べてるだけなんですけど。
向井:それでいいじゃないですか。
加藤:新メニューも増やしたい!いつか何かあった時のために!
向井:いつが何があるかわからないって言うのは身をもって体験してきたから(笑)
加藤:どうなるかわからないから。
向井:カレーに関しては、まだ全然到達してないんですね。
加藤:今年の初めもインドに行って、「カレー深いな~」って。カレーって、スパイスをあんまり使わない方がかっこいいって美学があるんですよ。
向井:わかんないです(笑)その界隈ではあるんですか?
加藤:引き算の美学もあるんですよ。
三田:スパイスって色々あるんじゃないですか?どう言ったスパイス使うんですか?
加藤:一般的なクミン・コリアンダー・ターメリック・チリパウダーから、クローブ・シナモン・カルダモンみたいものまであって、カルダモンも何種類か、唐辛子の種類も何種類かあって。棚はほとんどスパイスなんですよ。
向井:そこから引き算の美学に入ってくるんですね。
加藤:ハマったらとことんなんですよ。自分で言うのは烏滸がましいんですけど、みんなから「広くて深い」って言われます。
三田:そうなんだ~。
加藤:なんでもハマっていっちゃうし、なんでもやりたがるんで。
NEWS結成当初は落ちこぼれ…「辞めようと思ったら、逆に辞めて行っちゃった」
向井:デビューっていうのも、会社で選ばれないとできないですよね。
加藤:そうですね。NEWSって、烏滸がましいですけど、オールスターというか、いろんなグループから抜粋されたグループだったんですよ。
向井:なるほど。
加藤:だから、全く交流のない人たちで。増田は当時キスマイだったし、SUPER EIGHTから来てる人もいたし、いろんなところから来てたんで、育ちも違うから…殺伐としてるんですよ(笑)
三田:そうなんだ。
向井:各所のすごい人が集められた集団って得てしてそうなりますよね。
加藤:全員オフェンス気味だし(笑)ただ、全員小さい山の中ではオフェンシブなんですけど、山下智久みたいな圧倒的な存在が出てくるとみんなやったことのないディフェンスに回るみたいな(笑)そこは僕も辛かったですね。
向井:NEWSって活動の中でも、ナニクソみたいな気持ちも芽生えましたか?
加藤:めちゃめちゃありました。僕は下積みなくいきなり上手く行っちゃったし、ドラマにもよく出させてもらってたんで、みんなが舞台とかで修行してるタイミングで何にもやってないから、単純にスキルとして劣った状態で入ってたんですよね。わかってるけど、それを認められないんですよ。
向井:はいはい。
加藤:人目に触れた瞬間に圧倒的にわかるんで、自分でも。僕が足引っ張ってるのわかってたんでやめようかなって。
三田:えー!
加藤:しかも当時、人数多いってすごい言われてたんですよ。9人は多いって。今は普通ですけど。自分のせいで先輩が目立たないくらいなら俺がやめようかなって。
向井:思ってたんだ。
加藤:って思ってたら、逆に辞めて行っちゃって(笑)
三田:そうなのね(笑)
加藤:みんなのために辞めようと思ってたのに、辞めれないなあって(笑)
「具のないおでん」と言われ、NEWSが一致団結
向井:NEWSがデビューして21年、今メンバーは3人になるんですよね。
加藤:3人です。もう、野党です(笑)
向井:与党ではない(笑)
加藤:野党の中でも、みたいな。
向井:こういう風に言えるようなったのっていつぐらいですか?自分のグループって大事なものがあって、それがいろんなことがあって形が変わっていくってことに。
加藤:6人から4人の時が一番言われたんですよ。山下くんとかがいなくなって、「なにその出涸らしみたいなグループ」みたいな。
向井:そんな声もありました?!
加藤:「いちごのないショートケーキ」とか、「具のないおでん」とか。
向井:失礼な…
三田:ひどーい。頑張ってるのに。
向井:「具のないおでん」なんて、出汁だけじゃないですか(笑)
加藤:だから具にならなきゃね、とかショートケーキに関しては最高級のスポンジになろうとか、そこでやっと一致団結しましたね。パフォーマンスだけじゃダメだから、作家活動とかキャスターとか。
向井:作家活動もその流れがあるんですか?
加藤:めちゃめちゃありますね。6人でギクシャクしてる時に他の5人ができないことをやろうって。まさか本当にできるとは思ってませんでしたけどね。
三田:有言実行だね!
(TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』より抜粋)