南足柄市観光協会 「春めき」巡るバス初運行 見頃の2日間 各所周遊
南足柄市で品種登録された桜「春めき」の開花時期に合わせ、南足柄市観光協会(高橋弘子会長)は今年初めて3月15日(土)、16日(日)の2日間、市内を周遊するシャトルバスを運行する。
3月上旬から中旬に見頃を迎える春めき。淡いピンク色で、枝の先に花がまとまって咲くため、ボリューム感があるのが特徴。春木径・幸せ道は171本、一ノ堰ハラネは約120本、ふくざわ公園は原木が植栽され、おのおの人気の観光スポットとなっている。
観光協会は昨年、春木径・幸せ道で、春木径奉仕会や商工会と協力して、市のキャラクター「よいしょくん」との記念撮影やキッチンカーなどを設けたイベントを開いた。好評だったものの、公共交通機関での来場者から「ほかの地区の春めきも見たい」との声が多く、今回初めてバスの運行を決定した。
運行ルートは、大雄山駅〜一ノ堰ハラネ〜ふくざわ公園〜道の駅足柄・金太郎のふるさと〜辻下グラウンド(春木径・幸せ道)〜大雄山駅。午前10時から1日12便が運行する。バスには南足柄市観光ボランティアガイドが乗車する。中学生以上の利用には桜の環境整備を目的とした協力金500円が必要となる。
高橋会長は「春めきから大口広場のソメイヨシノ、最乗寺の枝垂れ桜、道の駅のチューリップやネモフィラと春の花が見頃の季節を迎えます。南足柄に多くの人にお越しいただき、見ていたただければ」と話した。