スキンケアと日用品が好業績を牽引 「無印良品」を展開する良品計画が今期2度目の上方修正
国内外で「無印良品」を展開する良品計画は4月11日、2025年8月期の中間期決算を発表した。売上高にあたる営業収益は3820億2300万円(前年同期比19.4%増)、営業利益は361億500万円(同49.8%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は254億8200万円(同61.6%増)と大幅な増収増益だった。
営業収益とすべての利益が過去最高を更新し、今期2度目となる上方修正を発表している。営業収益は7700億円(修正前は7540億円、前年比16.4%増)、営業利益は670億円(同640億円、同19.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は455億円(同440億円、同9.5%増)に修正した。
国内事業が好調で、営業収益は2259億円(前年同期比22.2%増)、営業利益は240億円(同42.2%増)と2桁での増収増益だった。特に美容液などのスキンケアや衣類用洗剤やポリエチレン袋といった日用品を軸に客層が拡大、来店頻度の増加にも大きく寄与した。
海外事業の営業収益は1560億円(前年同期比15.6%増)、営業利益は283億円(同34.5%増)と大幅な増収増益だった。中国大陸の収益が改善されたことが大きく、中国市場単体では営業収益は前年同期比19.3%増の684億円だった。