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Hey!Mommy!&アップアップガールズ(2)[ライブレポート]強く共鳴し合う2組が熱い友情を育みながら描いた多幸感あふれるシーン

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Hey!Mommy!&アップアップガールズ(2)[ライブレポート]強く共鳴し合う2組が熱い友情を育みながら描いた多幸感あふれるシーン

Hey!Mommy!が、5月19日(日)にSHIBUYA DIVEにて主催イベント<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>を開催した。

<School of IDOL>は、Hey!Mommy!が“アイドルとは?を学ぶ”をコンセプトとした対バンイベント。今回はアップアップガールズ(2)をゲストに迎え、各グループが20分のライブを交互に行なう4部構成となった。

本記事では、Hey!Mommy!とアップアップガールズ(2)がカラフルなパフォーマンスをくり広げ、大きな熱狂を生み出した同イベントのレポートをお届けしよう。

・Hey!Mommy!の写真 225枚

取材&文:竹内伸一

ノンストップの全力疾走パフォーマンスで魅了

Hey!Mommy!<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

「OVERTURE」が流れる中、ステージにHey!Mommy!が登場。会場から拍手が巻き起こる中、1曲目のイントロが鳴り出し、彼女たちにとっては、昼に行なわれた<Hey! Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜ゴキゲンclass編〜>に続き、この日2本目となるライブが始まった。

幕開けは新曲の「ICE PARTY」。キュートなポップソングを、可愛らしく弾むようにパフォーマンスすると、終盤では原明日香が“みんなでジャンプするよ!”と会場を煽る。するとフロアでは、観客が楽しそうにジャンプをくり返した。延松舞佳が素敵な笑顔を振りまいたソロパートでは、作島藍と秋元悠里が延松にキスをするようなそぶりで会場を沸かせた。

原明日香(Hey!Mommy!)<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)
秋元悠里、延松舞佳、作島藍(Hey!Mommy!)<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

そのまま「もちぷる」へ繋ぐと、今度は6人が震えながらジャンプするコミカルな振り付けをやはり楽しそうにくり返す。さらにステージを広く使って賑やかなパフォーマンスを展開。冒頭から全力疾走と言わんばかりに畳み掛けていく6人に、会場からは大きな拍手が送られた。

またまた間髪を入れずにアップテンポな「CANDY POP」へ。するとイントロから“ハイ!ハイ!”というコールが発生。サビでは秋元悠里が“踊るよ!”“ジャンプ!”と煽り、今丘葉月が“もっとできますよね!”と焚きつけ、会場を沸騰させていった。エンディングでポーズを決めると“可愛い~!”といった歓声が上がった。

今丘葉月(Hey!Mommy!)<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)
佐々木ひまわり(Hey!Mommy!)<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

そんな声に重なるように「BOOOOOOON」のイントロが響き渡る。するとメンバー、そして会場の全員が拳を突き上げる。一体感が高まる中、6人のパフォーマンスもさらに熱気を帯びたものになり、会場のコールも声量を増していく。原が改めて“みんな手を挙げて!”と叫ぶと、今度はサイリウムがフロアでは打ち振られる。色とりどりの光が揺れる美しい光景が生まれる中、冒頭どころか最後までノンストップで全力疾走のパフォーマンスで魅せた<いちじかんめ>は幕を閉じた。

Hey!Mommy!<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

表情豊かな歌とダンスで作り上げた大きな熱狂

アップアップガールズ(2)<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

<にじかんめ>のアップアップガールズ(2)は、イベントのタイトル<PARTY CLASS編>よろしく「ぱーれぇ~」からライブをスタート。ステージに登場すると、“私たち、にきちゃんです!”と挨拶し、矢継ぎ早に“楽しんで行きましょう!”“一緒に声を出して!”などと煽りまくり、会場を一気に自分たちの空気に変え、観客の心を掴んでいく。フロアの反応も抜群で、即座に大きなコールが生まれ、クラップを打ち鳴らし、彼女たちのキュートなパフォーマンスを盛り立てる。中盤では“にきちゃん!”や“よろしくね”のコール&レスポンスでさらなる盛り上がりが生まれた。

メンバーが2曲目のフォーメーションを作ると、次の曲を察したフロアから“やった~!”というような声が。佐々木ほのかが「U(2)Zone LINE」を伸びやかに歌い出し、アッパーな曲調に変わると、すぐさま“オイ!オイ!”の大コールが発生。途中《be the Best and go ahead! right now!》では、フロアから一斉に声が上がる。そんな会場の熱狂に乗って、ここでは5人はクールかつ妖艶な雰囲気をたたえながらパフォーマンスをくり広げていった。

佐々木ほのか(アップアップガールズ(2))<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

“まだまだ行きましょう!”の言葉どおり、彼女たちは止まらない。今度はラテンテイストの夏曲「恋はアップ(2)Summer」へ繋ぐ。5人は再び笑顔を満開にしてしなやかに歌い踊る。高萩千夏がダンスをレクチャーしながら“ピース”を促すと、観客はさらに激しく踊りながらピースサインを掲げた。

高萩千夏(アップアップガールズ(2))<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)
島崎友莉亜(アップアップガールズ(2))<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

アップテンポなダンスチューン「Dong-Dong-Dong!!!!!!!!」を激しいパフォーマンスと叫ぶような力強い歌で披露し、会場のテンションをさらに上げると、“二の足、行くよ!”と高萩が絶叫して、ラストの「二の足Dancing」へ。これまたテンポの速いサウンドに乗って、迫力満点のダンスを踊り、熱く歌い上げていく。高萩がマイクを差し向けると会場からはこれまで以上に大きなコールが沸き上がる。落ちサビでは、鍛治島彩が鼻リコーダーのパフォーマンスを披露する傍ら、5人が情感たっぷりの歌声を響かせ、見応えのあるシーンを作り出した。

鍛治島彩(アップアップガールズ(2))<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)
新倉愛海(アップアップガールズ(2))<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

Hey!Mommy!同様、ノンストップで怒涛のライブをくり広げた5人は、“初めましてのママ友(Hey!Mommy!のファンの総称)のみなさん、温かい目で見守って可愛がってもらえたらなと思っています”と挨拶して、Hey!Mommy!へとバトンを渡した。

アップアップガールズ(2)<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

6人が想いをたっぷり込めて届けた大熱演

Hey!Mommy!<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

会場が暗転する中、静かにステージに現れたHey!Mommy!。イベント前に公開された対談記事では“「ナツメグ」をカバーします”と宣言していたが、<さんじかんめ>はいきなりアップアップガールズ(2)の「ナツメグ」カバーからライブをスタート。彼女たちのプロデューサーでもある槙田紗子が振り付けたこの曲を6人は、はつらつと歌い踊る。会場もクラップをくり出し、声を上げ、一緒に踊り、ケチャも捧げて盛り上がっていく。作島藍が“動画で頑張って研究した”と語っていたが、6人の見事なパフォーマンスに会場からは大きな拍手が巻き起こり、“ありがとう~!”の声も上がった。

作島藍(Hey!Mommy!)<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)
延松舞佳(Hey!Mommy!)<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

続いて<いちじかんめ>に初披露した「ICE PARTY」を、今度は観客と一緒に踊りたいということで、イントロとアウトロに出てくるアイスを作ることを表現しているという振りをレクチャー。するとフロアからは“難しい!”の声が。“これ、私たちもめっちゃ練習した”と佐々木ひまわりが返答していたが、メンバーにとっても難しい振りのようだ。“そんな難しいことをやらせるなんて、大丈夫なのか”などと思っていたのだが、原明日香の“思い思いのアイスを作ってアイスパーティしましょう!”の声とともにイントロが鳴り出すと、みんな見事に踊り出す。槙田はたびたび“ママ友さんは振りの覚えが早くて驚く”といった発言をしているが、その言葉を裏付ける覚えの早さに、こちらも驚かされた。

佐々木ひまわり(Hey!Mommy!)<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)
原明日香(Hey!Mommy!)<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

「HELLO!! Hey!! WORLD!!」も会場が一体となってダンスを続行。間奏では原が激しいダンスを披露して喝采を浴び、アウトロではチョップをくり出すような振りをやはり全員でくり広げて、さらにテンションを上げていった。

秋元悠里(Hey!Mommy!)<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)
今丘葉月(Hey!Mommy!)<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

ラストの「ビスケットケース」では、“一緒に声を出して行くよ!”の声に煽られて、会場から大きなコールが巻き起こる中、6人は笑顔で小気味よいパフォーマンスで魅了していく。最後は“みんなで跳ぶよ!”の声で、全員でジャンプをくり返して、大熱演を締めくくった。

Hey!Mommy!<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

メンバーと観客が見事なコラボレーションを見せながら迎えた大団円

アップアップガールズ(2)<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

Hey!Mommy!が生み出した熱気が残る中、アップアップガールズ(2)も、Hey!Mommy!のカバー「HELLO!! Hey!! WORLD!!」でライブを開始。つい先ほど踊った曲のためか、フロアはいきなりのダンス大会に。対談では“Hey!Mommy!の振り付けは難しい”という言葉も飛び出していたが、5人は笑顔を振りまきながらきびきびと歌い踊っており、その堂に入ったパフォーマンスはさすがの一言。間奏で島崎友莉亜が切れ味鋭いダンスを披露すると、会場からは大歓声が上がっていた。

島崎友莉亜(アップアップガールズ(2))<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

そのまま「ポップコーン」へと繋ぐと、高萩の“跳ぶよ~!”の声とともに今度は大ジャンプ大会に。メンバーも観客も笑顔が弾けて実に楽しそう。会場の一体感が伝わってくる素敵なシーンとなった。

MCでは鍛治島が“カバーはどうでしたか?”と語りかけると、これまた大歓声が上がる。その声を聞いた5人は、満足げな表情を浮かべていた。しかしながら、「シーユーだけ。」と次の曲名を告げると、その表情は一変。クールなまなざしで激しいダンスをくり広げていく。会場も激しく踊り、声を上げて呼応。落ちサビでは佐々木が叫ぶような熱い歌声で魅了すると、さらに大きな歓声が飛ぶ。最後は新倉愛海がささやくように“ありがとう”の台詞を決める。すると今度はフロアから“可愛い……”という声が漏れた。

鍛治島彩(アップアップガールズ(2))<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)
新倉愛海(アップアップガールズ(2))<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

「Life Is Beautiful」を会場と一体になって拳を振り上げながら熱く歌い上げると、ラストは「Dear Your Heart」。会場からはこれまで以上に大きなコールが生まれ、5人が左右に移動する振りを見せれば、フロアの観客も一緒に移動。5人が肩を組めば、観客も肩を組む。アップアップガールズ(2)のファンもHey!Mommy!のファンも入り乱れながら、一緒になって盛り上がっていく。グループの垣根を越えてともに楽しむ姿は、友情を育んでいるようにも感じられ、なんだか感動的だった。

落ちサビでは島崎の“一緒に歌いましょう!”と声を上げ、高萩が“大声でラララって言えばいいから!”と語りかけて、会場からは“ラララ~”というコーラスが巻き起こる。それに乗って佐々木が大熱唱。メンバーと観客の見事なコラボレーションが生まれ、<PARTY CLASS編>はまさに大団円となった。

高萩千夏(アップアップガールズ(2))<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)
佐々木ほのか(アップアップガールズ(2))<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)
アップアップガールズ(2)<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>SHIBUYA DIVE(2024年5月19日)

2組によるエンドトークでは、お互いのカバーの話や、それぞれのライブの魅力を語り合い、さらにお題に対して答えが被ったらアウトというゲームも飛び出して大盛り上がり。その和気藹々ぶりは、観ていて微笑ましくなるほど。対談で槙田が“この2組は相性がいいと思う”と語っていたが、その言葉どおりの好相性ぶりを見せつけてくれた。また、「Dear Your Heart」のシーンが象徴的だったが、どちらのファンもお互いのライブを心底楽しんでいる様子で、ファンの同士も2組は好相性だったように思う。好相性が相乗効果を生み、終始楽しい空気に満ちた素敵なイベントだった。

<Hey!Mommy! SP定期公演 『School of IDOL Season 4』 〜PARTY CLASS編〜>

2024年5月19日(日)
SHIBUYA DIVE

■いちじかんめ/Hey!Mommy!
OVERTURE
1.ICE PARTY
2.もちぷる
3.CANDY POP
4.BOOOOOOON
MC

■にじかんめ/アップアップガールズ(2)
1.ぱーれぇ〜
2.U (2)Zone LINE
3.恋はアップ(2)Summer
4.Dong-Dong-Dong!!!!!!!!
5.二の足Dancing

■さんじかんめ/Hey!Mommy!
1.ナツメグ
MC
2.ICE PARTY
3.HELLO!! Hey!! WORLD!!
4.ビスケットケース
MC

■よじかんめ/アップアップガールズ(2)
1.HELLO!! Hey!! WORLD!!
2.ポップコーン
MC
3.シーユーだけ。
4.Life Is Beautiful
5.Dear Your Heart

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