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【大辻公園あじさい園・大辻公園】標高249mの大辻山に広がる豊後大野市の公園

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子どもたちがのびのびと遊べる場所として、また大人たちが自然を楽しんだりスポーツや健康づくりを行う場として幅広い世代の方に利用されている「公園」
今回は、豊後大野市三重町にある『大辻公園あじさい園』『大辻公園』をご紹介します。

『大辻公園あじさい園』へのアクセス

大分駅から車でおよそ55分。
豊後大野市三重町まで国道10号と国道326号を進み、道の駅みえを過ぎ15分ほど直進すると『大辻公園あじさい園』の看板が見えます。

右折し、看板が指す道を進みます。

『大辻公園あじさい園』の看板から公園に到着するまでの道にもあじさいが植えてあります。

看板から1kmほど進むと分岐がありますが、これも真っ直ぐ進んでください。

木造の建物が『大辻公園あじさい園』の目印です。

車は、建物前あたりのスペースに停めてください。

『大辻公園あじさい園』について

『大辻公園あじさい園』は昭和63年(1988年)に紫陽花の植栽を始め、現在も「大辻公園ボランティアの会」のみなさんによって育成や清掃活動が行われています。『大辻公園あじさい園』の建物も、同じく「大辻公園ボランティアの会」のみなさんによって管理されているそうです。

建物「あじさいの家」の中には木で作ったテーブルや椅子があり、紫陽花を眺めつつゆっくりと過ごすことができるようになっています。

『大辻公園あじさい園』の入り口は、建物左にあるこちらです。
私が訪れた2024年6月14日時点では、まだまだ咲いていない株も沢山ありました。

紫陽花の株数は『大辻公園』と林道沿線を含めるとおよそ3000株あると言われています。

青・紫・白、花弁の大きいものなど色や種類も様々です。

下には可愛いベンチも置かれていましたよ。
このベンチより先は林道となりあまり紫陽花がないので、ここで折り返すと良いかもしれません。

「あじさいの家」の下方だけではなく、隣にも紫陽花が広がっていました。

『大辻公園』へのアクセス

『大辻公園あじさい園』を更に奥に400mほど進みます。

左側に広い駐車場があるので、車はそちらに停めてください。

こちらの駐車場にはお手洗いもあります。

また、こちらにも紫陽花が植えられています。

6月14日時点ではまだまだ咲いていないものもありましたので、駐車場の紫陽花は下旬まで楽しめそうですね。

駐車場奥にある階段を登ったところに『大辻公園』入り口はあります。

『大辻公園』について

『大辻公園』の入り口はこちらです。

三重町観光協会が設置した看板によると、『大辻公園』は標高249mの大辻山・山岳上に設けられた公園だということで、安土桃山時代から江戸時代初期にかけてつくられたといわれる墓碑や石塔群、中世の墓といわれる円墳状の盛り土など数多くの文化財も存在しているということです。

入り口横にはツツジが咲き誇っていました。

階段を登ると、紫陽花越しに町を俯瞰することができます。

また、階段左側はツツジに囲まれた広場になっています。

私が訪れた6月14日時点では、まだ花芽がついた枝も多く見受けられましたので、まだまだ花の盛りを楽しめそうです。

盛り土と22基の石塔群

大辻山は市指定史跡にも指定されており、大辻山の山頂には小山のような盛り土の塚が見られます。

塚上には三重町井迫にあった回春庵の住職・文叔正周(ぶんしゅくせいしゅう)が安土桃山時代の1596年(文禄5年)から江戸時代初期の1603年(慶長8年)に造立した22基の石碑があります。

これらの石碑は、信徒が現世では安穏な境涯となり後世には恵まれたところに生まれることを祈願したものや国の平和を祈るものなど様々な主旨で立てられたそうです。

塔の形は板碑や六枚の板条の石(幢)を合わせて立てその上に笠石と宝珠を置いた単制石幢、珍しい五角・六角・八角の角塔婆など多種多様です。

塚や塔が立てられた頃のこの地区は戦国大名・大友氏の命を受ける森迫氏の領地であったことから、『大辻公園』内にある墳墓は森迫氏に関係するものだろうと言われているそうです。

みなさんも紫陽花の美しい6月に、地元ボランティアの方々の手で美しく整備された『大辻公園あじさい公園』と、貴重な文化財とともに花と景色を楽しめる『大辻公園』へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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