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昭和アニソン大合唱!新井ひとみとコスプレ声ちゃんに「魔女っ子チックル」を歌ってほしい!

Re:minder

1978年03月06日 テレビ朝日系アニメ「魔女っ子チックル」放送開始日

Re:minder club の主催イベントとして12月5日(金)に行われる『昭和アニソン大合唱 vol.1』にピッタリな3曲!ということで、今回は珠玉のヒロインソング3曲にご登場いただこう! そして、先だって紹介した《菊池俊輔と渡辺宙明の名曲》と《タツノコプロによる珠玉の名曲》も一緒に楽しんでほしい!

アニソンの女王、堀江美都子が歌う「あしたがすき」


あしたがすき / 堀江美都子、ザ・チャープス
・作詞:名木田恵子
・作曲:渡辺岳夫
・1976年10月1日〜1979年2月2日『キャンディ♡キャンディ』(テレビ朝日系)エンディングテーマ

1970年代のある時期、子どもたちの人気を独占したアニメといえば、男子は『ドカベン』、女子は『キャンディ♡キャンディ』という時代が確実にあった。まあ厳密にいうと『ドカベン』も『キャンディ♡キャンディ』も男女問わず大人気だったので、当然のごとく男子もこの「あしたがすき」を愛聴した。子どもながらに “いい曲だなぁ” と思ったものである。

歌うは、パワフルでチャーミングな歌声を誇るアニメソングの女王、ミッチこと堀江美都子。「♪あしたはどこから うまれてくるの」と、キャンディのつぶやきのようにこの曲は静かに始まる。そしてそこからサビへと盛り上がる展開はミッチの歌唱力、表現力の真骨頂!作曲はそれまでにもミッチとのコンビで『魔法のマコちゃん』(1969年〜)、『好き!すき‼魔女先生』(1971年〜)といった名曲を生み出してきた渡辺岳夫。

「♪キラキラひかる かぜのむこうで」という部分では、見渡す限りの草原が目に浮かぶような、スケール感のある歌声とメロディで私たちを酔わせたのち、「♪あのひとがわたしを わたしをよんでいる」の大盛り上がりのサビも魅力が炸裂。声域はもちろん、ミッチの声が最も魅力的に映えるメロディを知り尽くした渡辺岳夫ならではの名曲なのだ。

放送当時は、数々の逆境にもめげず力強く生きていくキャンディに感情移入して真剣に応援していたものだが、この曲が世に出てからおよそ49年。懐かしさも相まって今や涙なしにこの曲を聴くことができない。特に、曲終わりのサビリピート部分は涙腺崩壊必至だ。会場の皆さんも、遠慮なく滂沱の涙で熱唱していただきたい!

魔法の呪文でカワイく始まるこの魔女っ子ソング「魔女っ子チックル」


魔女っ子チックル / 堀江美都子、コロムビアゆりかご会
・作詞:永井豪
・作曲:渡辺岳夫
・1978年3月6日〜1979年1月29日『魔女っ子チックル』(テレビ朝日系)主題歌

今回のイベントにも出演するDJのコスプレ声ちゃんも大好きなこの曲、「♪マハール ターマラ フーランパ」という魔法の呪文で可愛く始まるこの魔女っ子ソングを、みんなでカワイく歌おうではないか!本作の原作、そしてこの曲の作詞を担当されているのは、『デビルマン』『マジンガーZ』『キューティーハニー』といったダイナミックな作品群の作者で、この秋(2025年)の叙勲で旭日小綬章を受章された永井豪だ!

作曲は渡辺岳夫、歌は堀江美都子という『キャンディ♡キャンディ』と同じコンビによる充実期の楽曲。ミッチ曰く、この曲で初めて自身の曲に “振り” が付いたということだが、確かに冒頭の「♪ゆびゆびたてたら ゆびゆびたてたら まほうの まほうの 呪文」のメロディーから、何やら体を動かさずにはいられない魅力がある。座ったままの今回のイベントでも、「♪ゆびゆび立てたら」は最も振りを付けやすいフレーズといえよう。

そうそう、Bメロラストの「イェイ!」も忘れずに可愛くシャウトしよう。振りが付いたということからも分かるように、この曲にはアイドル歌謡の香りもほのかに漂う。なので、アニソンともども昭和アイドル歌謡も愛されている新井ひとみさんの歌声でこの曲を聴いてみたい!

ハイジのエンディングテーマ、大杉久美子の清らかな歌声


まっててごらん / 大杉久美子
・作詞:岸田衿子
・作曲:渡辺岳夫
・1974年1月6日〜1974年12月29日『アルプスの少女ハイジ』(フジテレビ系)エンディングテーマ

オープニングテーマの「おしえて」と並んで言わずと知れた名曲だが、とにかく会場の皆さんがひとつとなって歌っていただきたい部分は、1番、2番それぞれのラストで大杉久美子の歌声に続く謎のヨーデルである。

歌詞カードにも載っていないので、何を言っているのか分からないのだが、何やら “♪ヤダバキ・ワダバキ・ヤダバキ・ワダバキ” といったふうにも聴こえる。まるで早口言葉のようだが、一生懸命歌っているうちにきっと楽しい気分になってくるので、我流で構わないから歌ってみよう!

今回のコラムで取り上げた上記3曲、結果的に作曲家・渡辺岳夫の多彩な作風の一端を紹介することにもなった。他にも『巨人の星』『機動戦士ガンダム』『キューティーハニー』『天才バカボン』などなど、その守備範囲の広さには驚くばかり。さあ、来たる12月5日はみんなで大合唱しよう!

《公演概要》
昭和アニソン大合唱 vol.1

▶ 開催日時:12月5日(金)18:00 OPEN / 19:00 START
▶ 出演者:新井ひとみ(東京女子流)、コスプレ声ちゃん、DJ BLUE ほか
▶ チケット:ライブポケットにて前売券発売中
▶ 料金:前売 ¥4,980 / 当日 ¥6,000(税込み)*ワンドリンクオーダー要
▶ 会場:LOFT9 Shibuya(東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 1F)
▶ 主催:Re:minder club(昭和アニソン大合唱実行委員会)
▶映像提供:株式会社トムス・エンタテインメント

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