「聞こえ」の重要性とは 市内 補聴器販売店に聞く
人生を楽しく豊かに送るために重要なものともなるのが「耳の聞こえ」。聞くことは会話やコミュニケーションの手段として欠かせないものであり、耳は人間の五感のなかでも特に重要な一つとされている。町田駅前で「認定補聴器専門店」としても認定を受けるリオネットセンター町田の社長・神山重晴さんに話を聞いた。
--認知症にも影響する?
「難聴は認知症のリスクを高める可能性があると指摘されています。難聴になると、周囲の音や会話の情報が脳に届きにくくなり、脳の刺激が減ってしまいます。その結果、脳の認知機能が低下しやすくなると考えられています。また、難聴が進むと会話が困難になり、家族や友人とのコミュニケーションが減少しがちです。これが孤独を招き、認知症のリスクが高まることにつながるとされています」
--補聴器の役割は
「補聴器を使うことで、会話をスムーズに楽しめたり、音が聞こえることで安心して外出を楽しむことができます。着用し初めのころはめんどくさいと感じてしまうこともあると思いますが、長く着用しトレーニングしていくことで、使い続けられるようになります。難聴になるとテレビの音量などで家族と揉めてしまうという事例はよく耳にしますが、補聴器を着用した方からは、その解消にもつながったという話をいただくことも多いです」
--聞こえに不安を感じたら?
「聞こえが悪いと感じたら、まずは耳鼻科医に相談するのが大切になります。難聴が進行する前に、早期に対応することで認知症の予防にもつながります。補聴器に関しては同店で相談も受け付けています」
補聴器についての相談は同店【電話】042・727・3311へ。