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ここ最近、日差しがぐっと強くなり、徐々に夏を思わせるような日が増えてきた。

しかしまだ5月、夜間は過ごしやすい温度で心身のリフレッシュやストレス解消にはもってこい。日が長くなり、夜の時間を楽しめる“なにか”を探している人もいるのでは？

そこで本記事ではそんな人のために、初夏の夜活にぴったりな韓国映画をおすすめする。来週日本のテレビで放送される予定の作品を7つピックアップした。

ドラマの場合、続きが気になりつい夜更かししてしまうこともあるが、映画なら2時間程度で楽しめ、季節の変り目で体調を崩しやすい季節にももってこい。

アクションからラブコメまで、様々な作品が勢揃いしている。

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恋愛の抜けたロマンス (2021)

『恋愛の抜けたロマンス』は、今話題を集めている新作ドラマ『君は天国でも美しい』(JTBC/2025)で主演を務めているソン・ソックと、演技力に定評のあるチョン・ジョンソが描くワンナイトから始まるロマンスコメディー。

一通り恋愛を経験してきた男女の現実的な恋模様が魅力で、各キャラクターの飾らない素直な感情やリアリティーたっぷりなセリフが観る者の共感を呼ぶ。重みのあるタイプの作品ではなく、気軽に楽しみたい人にぴったりだ。

●キャスト：チョン・ジョンソ、ソン・ソック、コン・ミンジョン、キム・スルギ、ペ・ユラム 他
●日本放送情報：KBS World/2025年5月16日(金) 22:00
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

猟奇的な彼女 (2001)

『猟奇的な彼女』は、韓国ロマンスコメディー映画の金字塔と呼ぶに値する作品。キュートだが凶暴なヒロインと、そんな彼女に振り回される平凡な男子大学生の恋模様を面白かしく描いた作品だ。

チョン・ジヒョン扮するヒロインの独特で強烈なキャラクターとユーモア溢れるシーンの数々に、感動が見事に調和したストーリーで、彼女の名前がなかなか明かされないのも本作の大きな魅力といえる。多くのロマンス映画に影響を与えたといわれる名作は一見の価値あり。

●キャスト：チョン・ジヒョン、チャ・テヒョン、キム・インムン、ソン・オクスク、ハン・ジニ 他
●日本放送情報：アジアドラマチックTV/ 2025年5月17日(土) 24:45
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

ただ君だけ (2011)

『ただ君だけ』は、切ないロマンスストーリーに感動したい人におすすめ。日本リメイク版『きみの瞳が問いかけている』(2020)が制作されたほど、涙せずにはいられないストーリーが印象的な1作だ。

目の見えないヒロインをハン・ヒョジュが、元ボクサーで彼女と惹かれ合う男性をソ・ジソブが演じており、2人を繋ぐ悲しい過去や、互いに愛し合う過程、愛するがゆえの決断など、観る者に愛の本質とは何かメッセージを投げかけ、深い余韻を残す。

●キャスト：ソ・ジソブ、ハン・ヒョジュ、カン・シニル、パク・チョルミン、ユン・ジョンファ 他
●日本放送情報：KNTV/2025年5月17日(土) 後2：20～4：30、2025年5月18日(日) 前4：00～6：20
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

メモリーズ 追憶の剣 (2015)

『メモリーズ 追憶の剣』は、イ・ビョンホンをはじめチョン・ドヨン、キム・ゴウン、ジュノ(2PM)など豪華役者陣の熱演が光るアクション時代劇。高麗末期を舞台に、人間の欲望と裏切り、復讐を題材にした4人の剣士の物語だ。

壮大なスケールで繰り広げられる華麗なワイヤー＆ソードアクションが美しく迫力満点、どんでん返しで観客を驚かせた脚本と、愛する者と戦わざるを得ない者たちの悲劇的な縁も印象的な作品となっている。

●キャスト：イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ゴウン、イ・ギョンヨン、キム・テウ 他
●日本放送情報：アジアドラマチックTV/2025年5月17日(土) 22:30
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

目撃者 (2018)

『目撃者』は、イ・ソンミンの迫真の演技に手に汗握るサスペンススリラー。家のベランダから偶然にも殺人の瞬間を目撃してしまい犯人から追われる身となった主人公と、殺人犯を追う警察の攻防戦を描いた作品だ。

単純にサスペンス物としても楽しめるが、極限状態に置かれた主人公を介して、観る者に倫理観を問う一面を持っており、人間の恐怖心や勇気にも切り込んでいる。何か起こった時に、傍観者となるのを選ぶのか、はたまた一歩踏み出すのか、考えながら視聴するのも面白いだろう。

●キャスト：イ・ソンミン、キム・サンホ、チン・ギョン、クァク・シヤン 他
●日本放送情報：アジアドラマチックTV/ 2025年5月17日(土) 27:05
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

『犯罪都市 NO WAY OUT』 (2023) 『犯罪都市 PUNISHMENT』 (2024)

『犯罪都市 NO WAY OUT』と『犯罪都市 PUNISHMENT』は、マ・ドンソク主演の大人気シリーズ『犯罪都市』のシリーズ第3弾と第4弾。型破りな怪物刑事を中心に繰り広げられるクライムアクションだ。

『犯罪都市 NO WAY OUT』は、ある転落死事件の背後に新種の合成麻薬と日本の暴力団が関わっているという情報を掴んで物語がスタート。

『犯罪都市 PUNISHMENT』は、前作から3年後を舞台に、韓国とフィリピンを股にかけた違法オンラインカジノ組織の凶悪なリーダーと、黒幕の韓国IT企業CEOが登場して新たな対決が繰り広げられる。

いずれも韓国で実際に起こった事件をモチーフに描かれており、凶悪犯と主人公の戦いが期待以上のカタルシスをプレゼントしてくれる作品だ。

『犯罪都市 NO WAY OUT』
●キャスト：マ・ドンソク、イ・ジュニョク、青木崇高、イ・ボムス、キム・ミンジェ 他
●日本放送情報：BS10 スターチャンネル/2025年5月17日(土) 午後2:40
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

『犯罪都市 PUNISHMENT』
●キャスト：マ・ドンソク、キム・ムヨル、パク・ジファン、イ・ドンフィ、イ・ボムス 他
●日本放送情報：BS10 スターチャンネル/2025年5月17日(土) 夕方4:40
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

不思議の国の数学者 (2022)

『不思議の国の数学者』は、韓国が誇る名優チェ・ミンシク主演作。北朝鮮から脱北してきた天才数学者と落ちこぼれ高校生の出会いから交流を描いた、温かな人間ドラマが美しい作品だ。

数学を介して人生とは何か語り掛けてくるストーリーで、ある時は親子のように、またある時は友人のような関係の2人が、互いに関わり合いながら成長していく姿が印象的。それに加え、感動のラストや韓国が抱える社会問題も盛り込まれており、ヒューマン要素のみならず様々な観点から楽しめる1作となっている。

●キャスト：チェ・ミンシク、キム・ドンフィ、パク・ビョンウン、パク・ヘジュン、チョ・ユンソ 他
●日本放送情報：アジアドラマチックTV/2025年5月18日(日) 5:00
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

(ライター/西谷瀬里)