愛犬が死期が迫っているとき、飼い主が後悔しないためにすべきこと7つ 必要な事前準備まで
1.穏やかに過ごせる環境を整える
愛犬の死期が迫っていると感じたら、なるべく体に負担がかからないように環境を整えてあげることが大切です。
動くことが難しくなるので、柔らかく寝返りのしやすいサイズのベッドを用意してあげましょう。
また、筋力が低下することで、犬の意思とは関係なく排泄してしまうことがあります。汚れた時に掃除しやすいよう、オムツやペットシーツを敷くなどをして対策をとるようにしておくと安心です。
体が汚れやすくなるので、とにかく清潔な状態を保てるようにお手入れを欠かさずに行いましょう。
死期が近いと獣医師から言われたら、愛犬の好きなものを食べさせてあげてください。食欲が落ちてしまうので、愛犬が食べたいと思ったものを食べさせてあげましょう。飲み込みやすいように細かく切ったり、ペースト状にしてあげると飲み込みやすくなります。
ただし、病気などで食事制限がある場合は医師の指示に従いましょう。
2.一緒にいる時間を作る
愛犬の死期が告げられたら、なるべく一緒にいる時間を作るようにしましょう。愛犬も自身の体の変化に不安を抱えています。私たちが近くにいることで安心して過ごせるようになるので、優しく声をかけてあげるようにしましょう。
亡くなってから「もっと一緒にいればよかった」と後悔することのないように、時間を調整して愛犬との時間を確保するようにしてくださいね。
3.スキンシップをする
愛犬の体を優しく撫でたり、名前を呼んだりしてたくさんスキンシップを取るようにしましょう。
また、愛犬の体をマッサージすると血行も良くなり、スキンシップも取れるのでおすすめです。体の部位をひとつひとつ丁寧にマッサージしてあげることで、気持ちが良いだけでなく意識を保つ効果もあるので、穏やかな時間を過ごすことができます。
4.心の整理をしておく
愛犬の死期を告げられたとき、いつかは来るものだとわかってはいても取り乱してしまうと思います。
愛犬の弱っていく姿を見るのは辛いかもしれませんが、後悔しないように最後の時間を大切に過ごしつつ、心の準備をしておきましょう。
今までの思い出を振り返りながら、来るべき時のための準備を進めていきます。やることをリストアップしておいたり、お世話になった方へ挨拶をしておくのも良いかもしれません。
5.看取る場所を決めておく
犬を看取るときは、自宅か病院かどちらにするのかを獣医師と相談して決めることになります。病気の治療がある場合や、亡くなった後の処置をお願いしたい場合は動物病院で看取るという選択をする方もいるようです。
愛犬の過ごした場所で最期を迎えてほしい、家族全員で看取りたい、という方は自宅を選ぶことが多く、どちらのほうが良いということはありません。
愛犬の体調やご家庭の都合に合わせて看取る場所をあらかじめ決めておくようにしましょう。
6.葬儀や火葬方法を決めておく
愛犬が亡くなった後は、やることが多くバタバタとしてしまうので、事前に流れを決めておくとスムーズに進めることができます。
まず考えておかなければならないのが、どのように愛犬を供養するかどうかです。どのペット葬儀屋にお願いするのか、事前にいくつか候補をあげ話を聞いておくことをおすすめします。
火葬の方法も「個別火葬」「合同火葬」「出張火葬」と種類があり、費用も異なります。家族と相談してどのように火葬をするのか決めておけると安心です。
業者によって対応や料金が異なりますので、気持ちと時間の余裕があるうちに選んでおくようにしましょう。
7.ペットロスの対策をしておく
愛犬が亡くなり、葬儀を済ませた後に陥りやすいのがペットロスです。愛犬が亡くなる前に後悔がある人ほど、ペットロスが強く出る傾向があると言われています。
愛犬を失った悲しみを無くすことができませんが、事前に対策をすることで軽減することは可能です。
もし精神的に不安定になることが事前に予想できるのであれば、専門家のカウンセリングを受けることも視野に入れておきましょう。ペットロスが重症化すると、日常生活に支障をきたすこともあるので、気持ちを吐き出す場所を作ることが大切です。
友人や家族に辛い気持ちを吐き出せるのであれば大丈夫ですが、もし気持ちに温度差を感じるようなことがあるのであれば、専門家を頼るようにしましょう。
まずは「しっかりと悲しむ」ことを大切にし、少しずつ余裕が出てきたら趣味や好きなことに時間を使うようにしてみてください。
ひとりで抱え込むことのないように、早めに対策をとるようにしてくださいね。
まとめ
想像しただけでも苦しいですが、愛犬を看取り供養するところまでが私たち飼い主の務めです。
いざという時に後悔のないように、事前にしっかりと準備をしておくようにしましょう。
そして、残り僅かな愛犬との時間をできる限り一緒に過ごし、感謝の気持ちを伝えてあげるようにしてくださいね。