じつはすごい!「パイナップル」の“4つの栄養”と甘くておいしいパイナップルの“見極めポイント5つ”
ジューシーで、さわやかな甘みが魅力のパイナップル。まさに今が旬のパイナップルは、美容や健康にうれしい栄養がたっぷり詰まっています。今回は、株式会社ケイファーマーズさんに「パイナップルに含まれる栄養素とその健康効果」や「甘くておいしいパイナップルの見極め方と、よりおいしく食べるためのポイント」について教えていただきました。
教えてくれたのは……株式会社ケイファーマーズさん
鹿児島県にあるカミチクグループに所属する株式会社ケイファーマーズ。生鮮に特化したスーパーを営んでおり、農産物は産地より直送し販売。そのほか、調味料やお菓子もすべて九州産にこだわり、地域密着の品々を取り揃えている。素材の「安全安心」「鮮度」「品質」、そしてお店の「サービス」「価格」を追求し、「お客様の満足とは何か」を突き詰めている。
パイナップルに含まれる代表的な「4つの栄養素」
パイナップルには、美容や健康にうれしい効果が期待できる栄養素がたっぷり含まれています。とくに朝食に取り入れることで、ダイエットや美肌効果がさらに期待できると言われています。
パイナップルに含まれる代表的な4つの栄養素について、その健康効果とあわせてご紹介します。
【食物繊維】
パイナップルの可食部100gあたりには、1.2gの食物繊維が含まれています。食物繊維は、おなかの調子を整える代表的な栄養素のひとつです。便秘を予防・改善し、体の内側からダイエットや美肌づくりをサポートします。妊婦さんの便秘解消としても、おすすめです。
【カリウム】
パイナップルの可食部100gあたりには、150mgのカリウムが含まれています。細胞内の浸透圧を調整するために重要なミネラルが豊富です。体内の過剰な塩分や、皮下脂肪に溜まった余分な水分を体外に排出し、むくみの解消に効果が期待できます。
【ビタミンC】
パイナップルの可食部100gあたりには、美肌を守るために欠かせないビタミンCが35mg含まれています。抗酸化作用によって紫外線のダメージを軽減し、毛穴の開きやニキビなどの改善が期待できるでしょう。また、コラーゲンの合成を促し、肌のハリやツヤを保つ働きの手助けもしてくれます。
【βカロテン】
パイナップルの可食部100gあたりには、37ugのβカロテンが含まれています。βカロテンから作られるビタミンAには抗酸化作用があり、アンチエイジング効果に役立つとされています。ビタミンCと同様に、肌細胞を若々しく保つ働きがあるのも注目したいポイントです。
1日の摂取目安は?
1日約200g(12切~14切程度)を目安に食べると良いとされています。ただし、糖質が気になる方は、半分程度の100gでもOKです。
甘くておいしいパイナップルを選ぶための「5つのポイント」
パイナップルは、一般的に初夏から夏にかけてが旬とされています。この時期のパイナップルはとくに甘みが濃く、果汁たっぷりでみずみずしさが際立つのが特徴です。せっかく買うなら、そんな旬の魅力を最大限に楽しみたいですよね。
甘くておいしいパイナップルを見極めるために、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。
1.重量感があるもの
手に取ったときに、ずっしりと重いものを選びましょう。
2.黄色味が強いもの
全体的な色合いが黄色味を帯びているものがおすすめです。緑色のものは、まだ熟していない場合が多いです。
3.下が膨らんでいる形
形としては、下部が膨らんでいるものを選ぶと良いとされています。
4.濃い緑色の葉っぱ
葉っぱの色が濃い緑色で、枯れていないものを選ぶこともポイントのひとつです。
5.甘い香りがするもの
甘くてフルーティーな香りがするものは、食べごろのサインです。
パイナップルをよりおいしく楽しむために知っておきたいこと
最後に、パイナップルを長くおいしく楽しむために知っておきたい、保存方法や切る前のひと工夫をご紹介します。
保存方法
パイナップルは追熟しない果実です。購入後は鮮度がいいうちに早めに食べるようにしましょう。1玉丸ごとの状態であれば、新聞紙などで包み、冷蔵庫の野菜室で保存してください。保存期間は2日~3日程度が目安です。
一度に食べきれない場合は、カットしてジップロックに入れ、空気をしっかり抜いて冷凍保存するのがおすすめです。冷凍保存なら、10~14日ほど持たせることができます。
切る前のひと工夫
パイナップルの下部は、とくに糖度が高くなっています。カットする前にしばらく逆さまにしておくと、糖分が全体に行き渡りやすくなり、甘さを均等に楽しめるようになりますよ。
栄養たっぷりで美容と健康に効果的なパイナップル。旬のおいしいパイナップルを、ぜひ日々の食事に取り入れてみてくださいね!
shukana/webライター